よくサーフィンをご一緒するKINTAROさんからの初のDAVE SWEETでのカスタムオーダーだ。KINTAROさんは、いままでクラシカルなシングルフィンのロングボード(Donald Takayama / MODEL T・ Flow、Chirstenson、Henlyなど)でのサーフィンの経験のみ。しかしシングル+スタビに大変興味があるようだったので、ぼくは迷わずKC-2モデルを勧めた。
とかくシングル+スタビというと回転性重視ゆえ安定感を犠牲にしがち。しかしぼくの経験からシングルフィンボードのように安定性があり、しかも程よい回転性も兼ね備えたKC-2はKINTAROさんのリクエストにピッタリだと思ったからだ。
カラーリングもマーブルということで、KINTAROさんと入念にミーティング。ぼくからのシェーパーのBruce Grantヘのリクエストも安定感重視が一番のコンセプトとした。
納期遅れやサイドフィンのカラー違い、揚げ句の果ては原油高騰によるプライスのアップ(KINTAROさん、ゴメンナサイ)など数々のご迷惑の末、上がってきました、ニューボードが。
ベースカラーのマーブルは完璧にそして綺麗に仕上がっている。厚さも、かかえてみるととても安心感のある感じ。
そして初乗り。場所は鵠沼。オンショアからオフショアに変わった状況で、波のサイズは腰腹セット胸。いい波である。KINTAROさん、腹前後の波に違和感なくテイクオフ。グーフィーサイド(バックサイド)に走る。良い感じで加速。とろくなったセクションで素早くカールへ。そしてまたグーフィーサイドへ。最後まで乗り継ぎ、笑顔でパドルアウト。
「どうでした?」「スピードが出るし、ターンがビックリするほど軽いよ!なんか上手くなった気分!!」一発目のライディングって精神的に思い出に残るものだ。
KINTAROさんはこのハードルをまずクリア。ほどなくして、ぼくも試乗させていただく。
ぼくの体格は身長183cm、体重78kg。まずパドリング。グラグラせずスムースに進む。バランスもとりやすい。テイクオフもイージー。トップでのターンもスムース。多少波がとろめだったが、サイドフィンがひとまわり小さいためか(Bruceの初めての試み)、引きずり感がない。
ノーズライディングはしなかったが、満足できるライディングが出来た。これでシングルボードからの乗り換えユーザーにも不安なく乗っていただける事が実証された。
Thank you、KINTARO san!!
THE BEST SURFER OUT THERE
IS THE ONE HAVING THE MOST FUN.