California Trip
Summer 2018
- DAY 7 -

  • DAY 7
  • 18th, July 2018
  • [ WED ]

今日も8時起床。

じつは昨晩、今日一緒にサーフィンする約束をしていたGlennから連絡があった。「明日はたぶんいつものポイントはフラット。サーフィンはあきらめよう。」と。それではコーヒーだけでも一緒に飲もうということになり、近くのCoffee Beanで待ち合わせることとなった。

モテルからは5分とかからない距離。Glennの家からも10分ほどだろう。先に僕たちが店に到着。店に入ろうとしたらGlennのクルマが到着。結局一緒に入店。

コーヒーをオーダーし、テラス席をチョイス。日本から持って来たプレゼントを渡す。こうした交流が始まって約5年。とてもスマートなGlennからインスパイヤーされることは多い。

今日のスケジュールをGlennに話した。「これからAmoeba Musicに行くの?? オレは昨日ムスコにせがまれて行って来たよ。Hiro、よく知ってるな。」で、一番空いているディレクションを教えてくれた。

GlennはLIQUID SALTというサーフィン関係のメールマガジンを持っている。いまのカリフォルニアのサーフィン事情やサーフィンの歴史などに精通している。そんな知識を彼から学び、ひとつずつぼくは引き出しを増やしてゆく。 Glennを紹介してくれたLindaさんに感謝。今ではBroと呼んでくれる間柄となった。Glenn、忙しいところ付き合ってくれてありがとう。北うねりが届く頃にまた会おう, Bro!

Glennと別れて一度モテルに戻る。HEAVYWEIGHTのJayがサンプルをモテルに届けてくれるという。部屋で待機していると、クルマのクラクションが鳴った。二階の部屋から階下を見下ろすとJayが来ていた。部屋へ上がってこいと手招きをする。

「ワオ、クラシックなモテルだな、Hiro。オレもこういうオールドファッションが好きだよ。でも今はどんどん少なくなって来たよね。」と言うJayの右手には染め上がったばかりのロングスリーブTのサンプルがあった。

「間に合ったよ。待っていてくれてありがとう。」「こちらこそありがとう。」JayはSan Clementeから工場に立ち寄り、サンプルをピックアップし、僕らの滞在するモテルまで持って来てくれた。片道でも約2時間以上の道のりだ。

持ちつ持たれつ。こういうリレーションシップを異国の地で持てるなんて最高だと思う。しかも仲介人を通さずダイレクトに。これぞヘッズが、僕が求めていたビジネススタイルだ。32年を費やしたが、やっと理想的なビジネスができるブランドに巡り会えた。 社長同士がFace to Faceで向き合い、地道に商売を重ねる。お互いがスモールビジネスだからこそなせる技だ。そしてそれに呼応するようにHEAVYWEIGHTのTシャツは年々輸入量が増え続けている。

日本総代理店はヘッズ。日本での独占販売をお願いしているはBEAMSさん。Jayには日本から多くのオファーが届く。しかし彼はそれらを隠さず、すべてのメールを僕に転送してくれる。そしてJayは日本からのすべてのオファーを断ってくれている。

これまで多くのカリフォルニアのブランドと取引したが、これほどまでに律儀で義理堅いカリフォルニアンは初めてだ。運命の出会いと言えるだろう。Jayを紹介してくれた友に感謝。Jayは手短に仕事を終えて、San Clementeに帰って行った。さあ、Go to Hollywood!

Harbor フリーウェイ110を北上。そしてVentura フリーウェイを北上。Sunset BLVD.で降りると、すぐにAmoeba Musicに到着。Glennにパーキングの入り方を伝授され、その通りに進むと地下駐車場に入れた。

広い店内にはびっしりのレコード、ビデオ、CD、DVDの中古品で埋め尽くされている。圧巻だ。今回はほとんど店内を流し見で終わったが、今度来るときは時間に余裕を作ってじっくり見たい。

得意先からリクエストされたものをゲットし、手早く店を出る。それからNIKE SHOPがあるショッピングモールTHE GROVEを訪れる。大きな敷地にはNIKEのほかにJ.Crewなど多くの店が立ち並ぶ。

お上りさんよろしく、NIKEでワークアウト用のご当地Tシャツをゲットした後、お腹が空いたのでランチに。近くのファーマーズマーケットに行くことにした。

多くの客でごった返している中、フライドチキンのランチセットでこの場をしのぐ。ロサンゼルスの渋滞が始まる前にMAXWAYにサーフボードを持って行こう。

Google MapにMAXWAYのアドレスをインプット。下道を使って110へ乗れと指示がある。110への入り口が何か怪しい。高速道路の入り口みたいだ。急いでいるし、とりあえず乗っちゃえ。

110に上がるとEXPRESS LANESと書いてあるサインが目に入る。まずい有料レーンの入り口じゃん。後戻りはできないので、直進しすぐに一般レーンに車線変更。ああ、いくら罰金が来るんだろうと不安になりながら運転。

後日レンタカーしたアラモレンタカーからメールが来た。EXPRESS LANEに侵入したから$14支払えと。もっと高い金額を請求されるのだろうと覚悟していたので少し安心した。教訓、Google Mapのすべて信用するな(笑)。

MAXWAYに到着すると、Mikeが待っていてくれた。サーフボードをMAXWAYのウェアハウス内に保管させてもらう。いつもありがとう、Mike。

さあトリップ最終日の仕事はまだ続く。カリフォルニアの老舗シッピングカンパニーを訪問。到着したのは少しずつ夕闇が迫る午後5時過ぎだった。提案してくれるブランドの資料をいただき、今冬オーダーをしている商品のデリバリー状況を確認する。1時間ほどのミーティングを終え、外に出ると真っ暗闇だ。

Nanaがおみやげを買いたいということなのでDel Amo Shopping Centerに向かう。6時半を回っていたので、人出もまばらになっていた。30分ほどでお目当のものはゲットでき、モテルに戻る。

夕食はやはりいつも通りWhole Foodsで買い出し。自分たちで野菜をチョイスできるサラダバー、温かい食材をピックアップできるデリカテッセン。量り売りなので、容器にてんこ盛りにすると結構なお値段になる。Nanaは料理が得意だ。部屋に戻って、買って来た食材を手早く盛り付けし、必要とあらば軽く味付けをしてしまう。僕はそのヘルパー。すぐに豪華な食卓に早変わりだ。幸せ者である。

食事をしながら今回のトリップの話をする。笑い声が絶えない食卓。5年前にどん底の精神状態で訪れたカリフォルニア。そして今年。つくづくNanaにもEikoに感謝。これからも新たな人生を楽しみたいと心に決めた。

そして次の日、復路のフライトに乗り、無事帰国。関東エリアにお住まいの方には羽田発着のデルタエアラインはお勧めです。


トリップはこれでおしまいです。今回のトリップもいろいろな人に会い、今まで滞在したことのない場所で宿を取り、行ったことのない店を訪れた。

カリフォルニアは生きている。同じ場所でも年々変化してゆく。街を歩く若者のファッションも変化し、店の作りにもトレンドがある。それらの生のカリフォルニアを見聞し、僕は日本で生のカリフォルニアを伝える。

こんなアナログに見えるトリップでインターネットでは知ることのできない体験ができる。これがヘッズのスタイル。今回はサーフィンをあまりできなかったけれど、12月のノース・スウェルを期待したい。

サーフボードもLogとMid Lengthの2本揃ったし。でもまだ狙っているボードもある。さあ、そろそろ次のエアチケットをとりますか!

長い間お付き合いいただきましてありがとうございました。
See you again!

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