California Trip
Winter 2018
- DAY 3 -

7時起床。雨の止む合間を縫って朝食を買いにスーパーマーケットまで出かける。

マーケットのデリカテッセンにはバンスのしっかりしたベーコンエッグバーガーが。迷わずゲット。そしてやはり朝はコーヒーが恋しくなる。間違いなく飲みきれなくて残すのだがミディアムサイズを買ってしまう。

すぐに部屋へ戻る。電子レンジでバーガーを温めて、コーヒーと一緒に食べる。今日の予定を頭の中で反すうしながら持って出るものを準備する。さあ、そろそろCoronadoに向けて出発だ。

フリーウェイ5に上る直前にメールの着信音が鳴る。一旦車を停めて確認してみると、今から会うDavidからのだ。"悪天候でブリッジが閉鎖された。いつ解除されるかは不明。" OMG… 今回は無理か。

Davidとのミーティング後に会う人とのアポを変更してもらう。少し時間が空くのでSwami's, Pipe'sの波チェックをして、アウトレットモールに行く。12時前に到着し、Panda Expressでランチを取ることにした。

スムーズにオーダーでき、テーブルで食べていると次々に客がやって来て、とうとうそのラインは店の外にまで出てしまった。カリフォルニアでも12時はランチタイムということを改めて感じた。

ランチの後は少しモール内を見て回る。以前ほど買えるものがなくなり手ぶらでモールを出る。次に会う方とは2時に会う約束をしている。フリーウェイの渋滞を加味して早めに出る。しかし結果的には10分ほど遅刻してしまった。

San DiegoのダウンタウンにあるLittle Italyのコーヒーショップ。オシャレ。ジェネラルストアと合体しているお店は、いまのトレンドを表していた。

新しいブランドとのミーティングに臨む。待ち合わせ場所でもそのブランドの社風やセンスがわかる。JuliaはすでテーブルでiBookとにらめっこ。初対面だけどすぐにわかった。いまでは初対面の女性とも自然にハグをできるようになった（笑）

ぼくはコーヒーも頼まずにミーティングに入った。Juliaは日本で営業できるようにとサンプルを揃えてくれていた。ミーティングの進行具合で、この先どうなるか大体察しがつくようになった。ということで、今回の新しいブランドはとても楽しみ。

その間にDavidからメール。"ブリッジの通行止めが解除された。どうする？"
もちろん行くさ。

San DiegoとCoronadoは目と鼻の先。しかし通行止め解除されたばかりとあって激しい渋滞。それに輪をかけてクルマに叩きつけるような雨。ブリッジにたどり着くも雨に曇って見えない。San Diegoへ戻る逆車線はビシッと渋滞。きっと通行止めで島に缶詰にされたのだろう。

無事Davidの家に到着。そこには大雨をも打ち消してくれるDavidファミリーが出迎えてくれた。奥さんが温かい紅茶を出してくれた。2人の幼い子供達は広い家の中を全速力で走り回り、滑って転んで大泣き。

DavidはORANGE & PARKのオーナー。ご存知の通りカリフォルニア州やワーゲン、サーフィンを題材にしたアートポスターをメインに展開しているブランドだ。インラインの商品とは別にBEAMSさんやrelumeさんとCAPやTシャツのリミテッド・エディションを展開している。

DavidはここCoronadoで生まれ、育ち、いまもここで暮らす。代々の家を守り受け継いでいる。Coronadoには代々受け継がれる建築様式があるらしく、最近建て替えられた家はそれを無視した近代的なものが多いとDavidは嘆く。

以前も自転車で散策した時、家を見ながら"No" "Yes"と評価していたのが面白かった。そんなCoronado的な厳格さと洗練されたデザインがORANGE & PARKの作品には表れている。このようなブランドの背景というものはオーナーに直接会ってみないとわからないもの。

2019年度の別注オーダーのポイントを確認し、ビジネスの話というかデザインの話をメインに話し合った。デザインありき。ビジネスは後からついてくる。先にお金の話をするのは失敗のもと。帰り道が心配だ。そろそろ戻ろう。

そとはまさに大雨だ。先ほど見たSan Diego方面の渋滞は解消されていたが、大雨はもちろん、雷が光って鳴って… 正直運転するのが怖かった。しかしEncinitasに近づくにしたがい雨は小やみになり、雷もならなく鳴った。

Danのコンドに無事到着。今夜は母屋でデリバリーしたメキシカンフードをご馳走してもらった。レストランからのデリバリーなので味は一級品。うまい！

あっという間のEncinitas。DanとAbiそれにベビーシッターで居候している日本人女性のKoyukiちゃんにサヨナラを告げる。明日はVenturaに向けて移動だ。