California Trip Report

6時に起床。はな曇り。今日でヴェンチュラとはお別れだ。

モテルをチェックアウトして7時にローズボール、フリーマーケットに向けてGO。101→134とフリーウェイをつないで、8時半頃ローズボールに到着。なんか来るたびに人出が少なくなっている気がする。

入場券を買い求め、エントランスでチケットに穴をあけてもらう。まずは古着のエリアへ。Nanaさんにトイレの場所や迷った時の集合場所を教える。いまはスマートフォンがあるから便利だ。ひと昔前はトランシーバー片手に動き回る古着屋が多く見受けられた。どこが安いだの、どこにイイモノがあったと関西弁が飛び回っていた。

Nanaさんにも手伝ってもらって、古着のチェック。違う感性を持った人のピックしたものを見るのは楽しいもので、新しい発見がたくさんある。

必ず立ち寄るブース。いつもサーフィンのことと人生のことを話したりする女性のオーナー。たぶん年齢も近いと思うこの女性にはなぜかいろいろのことは話せる。きっとヴァイブが合うというのか、向こうが合わせてくれているのか。

ぼくはNanaさんを紹介した。女性のかけているサングラスの奥から満面の笑みがこぼれた。そしてぼくの肩を無造作に突き放すようにたたく。「やったね！」ッて感じか。

彼女のブースはレトロなカリフォルニアサーフィングで満ちあふれ、BO SPORTとリンクする。当然、参考になる古着も多い。そんな時ぼくは値段も聞かずピックアップしていく。なかには値の張るものもあるが構わずピックアップ。そしてダブルチェック。彼女の言い値でぼくは支払いをする。

彼女の言い値は間違いなく他の人に売る値段より安いことをぼくは知っている。だから値切らない。阿吽の呼吸。長年築いた信頼関係。いつもより軽いハグで別れる。Nanaさんに気をつかったか（笑）

途中でホットドッグを食べて約3時間でお仕事終了。この頃になると場内の来場客も多くなる。さあ次はハリウッドサインまでのトレイルハイキングだ。

134→5とフリーウェイを乗り継ぎ、フランクリン・アヴェニューからキャニオン・ドライブに入り、閑静な住宅を駆け抜ける。道幅がだんだんと狭くなると、パーキングスペースがみえてきた。満車…と思い、注意深く空きスペースをチェックしていると、スーッと1台のクルマが出て行った。ラッキー！と思わずニヤリ。スペース確保。

なにしろカリフォルニアでのトレイルハイキングは初体験。バックパックには飲料水と簡単な食料。それにサングラス。帽子。シューズは日本からわざわざ持ってきたハイキングシューズ。大げさに思うかもしれないが、結果的には正解だった。あなどるなかれ、トレイルハイキング。

パーキングスペースには簡易トイレはあるが、かなり汚い。パーキングスペースに着くまでにすませておいたほうが良い。

Mt. Leeの頂上にあるハリウッドサインまでレッツゴー。下りてくる人達の表情は達成感に満ちあふれている。いろいろなグループ、いろいろな格好。マンウォッチングも楽しい。

ひとつラッキーだったのは、はな曇りだったこと。登って行くたび体温が上がる。これが快晴だったらかなり体力を消耗するだろう。飲料水も今日の倍は必要だろう。

すれ違う人達と目が合う。「Hi!」と、あいさつは欠かさずに。道は赤土のデコボコ道。ソールが固めのシューズが良いだろう。高度が上がるに連れて、ロサンゼルスのダウンタウンが見下ろせるようになってきた。上を見上げると、チラチラとサインがみえてきた。ところどころの道の踊り場で休憩し、水分補給をする。気持ちいいなあ。

馬を使ったハイキングもあるようで、ヘルメットをかぶった人達が馬に乗って下山してきた。ラクチンだけど、ちっと怖そう。馬が通り過ぎた道には馬の落とし物があるから注意しないと。

約1時間半でMt.Leeの頂上に到達。金網で仕切られてハリウッドサインの前には行けない。サインの裏側を通り過ぎると、Mt. Leeの頂上はすぐそこだ。

頂上に到着すると、狭いところにたくさんの人の笑顔があった。ぼく達もとりあえずハイファイブ。ロサンゼルスの街を一望して達成感にひたる。そして同じ道を戻ることにする。

帰りは下りなので少しは楽だ。途中で持ってきたサンドイッチをぱくつく。空は雲の隙間から太陽が顔を出すようになった。ジトッと汗が出る。これから登ってくる人達はたいへんだなあと思いながら、黙々と下る。

途中道が分かれるところがあるので、記憶をたどりながら注意して歩く。道を間違えてしまうと、パーキングエリアには戻れなくなり、違う場所へ行ってしまう。結局、約3時間のハイキング。海をフィールドとするサーフィンとはまた違う満足感を味わうことができた。

さあ今日からトーランスの定宿だ。ハリウッドからトーランスへ向かう。途中スーパーマーケットのトレーダージョーズでビールの買い出し。

モテルにチェックインして、部屋に荷物を移動する。部屋は2階。それからオーガニックマーケットのホールフーズへ夕食の買い出しに。そして部屋でディナー。サラダ、クラムチャウダー、チーズにパン。ワイン中心のメニュー。

心地よく疲れた身体にライトなアメリカンビールを流し込む。これがカリフォルニアの夕方のすごし方。辺りはまだ明るい…