California Trip Report

帰国の朝もやはり快晴。前日までにパッキングは済ませてあるので、シャワーを浴びて歯磨きをし、身支度を整える。部屋の隅々まで忘れ物はないかダブルいやトリプルチェック。OK！

フロントでチェックアウトを済ませ、空港へ向かう。今回のレンタカーはがガソリン満タン返しなので、スタンドの寄って給油。面倒くさい。

PCHで空港に向かう。そしてセンチュリー・ブルバードへ。レンタカーの返却を無事済ませ、シャトルバスでアメリカンエアのチェックインカウンターまで送ってもらう。

チェックインカウンターは中国の団体客でごった返している。行きも帰りもこの航空会社はとうとう良い印象を持てなかった。通路側の席を確保し、足早にボディチェックを済ませ、ゲート近くで待機する。

売店も充実してなくて、本当にこの航空会社は... そう思っている矢先のアナウンスメント。機体の整備でボーディングタイムが遅れると言う。あゝ、やっぱり。

その一時間後、整備不可能なので、この便はキャンセル(欠航)とのこと。最悪だ。

振替のチケットを求めて乗客がカウンターに殺到する。それを指示するのが中国人スタッフ。もう、どうにでもなれ状態。

長い時間、待たされ、あっちのカウンターに行け、いやッ、戻れ… 振り回された挙句、明日の同時刻のフライトのエアチケットと3食分の食事券、それに一泊分のホテル宿泊券を手渡される。でも明日の便を予約してる人達はどうするのだろう…

そこで知り合いになった若い夫婦と女子大学院生。みんな不安な表情。一度、預けた荷物はすでに1Fのコンベア付近に山積みにされていた。外に出てホリデイ・インのシャトルバスを約1時間待つ。

一緒に待っている女性に声をかける。彼女はアリゾナで一ヶ月留学していて、今日が帰国に日だったという。ホテルに到着して、部屋に入ると、なんだか妙な気分。順調に行けば今頃機上の人なのに。朝から何も食べてないので急にお腹がすいた。

ホテル内で食事券を利用して食事をすることにした。売店で軽食を買おうと思ったが、この食事券は使えないという。仕方がないので、薄暗いレストランのカウンターバーにひとりで座る。

バーテンダーにこの食事券は使えるかどうか尋ねると、OKとのこと。ハンバーガーセットとドラフトビールをオーダーする。こんなカウンターで昼からビール飲むのはラスベガス以来かな（笑）

料理が来る前にMikeに今回の欠航になったことをメールする。すぐ返信が来た「夕方、ホテルまで行くから一緒にイタメシ食べよう。」持つべきものは友である。

まだ明るい夕方五時すぎ。Mikeが連れていってくれたイタリアンレストランは高級ではないが、とてもアーティスティックなたたずまいの店だった。さすが、いい店知ってるわ。

美味しいパスタを食べながら、たわいない話に花が咲く。店を出る頃には辺りは暗くなっていた。

Mikeにはホテルまで送ってもらう。最後まで世話になってしまった。今度は日本の美味しいワインでも持ってこよう。部屋に戻り、シャワーを浴び、Coronaを飲みながらTVを観る。目的のないホテルの滞在はつまらない。さあ、早めに寝ることにしよう。

翌朝、起きると、腰が重い。ベッドは柔らかすぎて腰に負担がかかったのだろう。ホテルのチェックアウトを済ませて、空港行きのシャトルバスを待っていたら、大学院生と若いご夫婦が。なんだ、一緒のホテルだったのね。

それからぼく達はロサンゼルス空港へ。ボーディングタイムまで2時間ほどあったので、ぼくと大学院生はずーっと話していた。なんかこれも一期一会の出会いなんだと思いながら、いろいろ話した。彼女は成田に到着したら、国内線で九州に飛ぶという。昨日と違うリラックスした表情がとてもチャーミングだった。

こうして最後にどんでん返しはあったものの、無事にカリフォルニアトリップは終了した。

ひとりでカリフォルニアに行くようになって二度目の旅。Eikoさんへの想いは、死ぬまで心にとどまり続けることは当たり前だけど、新しい第二章をスタートさせないことにはぼく自身も成長しない。ヘッズの伝統は守りつつ、ひとりで歩んでいけるように変化も必要。カリフォルニアトリップは日本から離れた夢の世界。自分のことを見つめ直す時間を持てる場所、それがカリフォルニア。

いままでのTripがぼくのなかでつながり、それが長いJourneyとなっている。
まだまだ道なかば …
ありがとうございました。