California Trip / WINTER
DAY 7

  • DAY 7
  • 14th, December 2016
  • [ WED ]

朝7時起床。カリフォルニアを満喫できる最後の日。

快晴。サーフィンの準備をしてクルマに乗り込む。今日はカリフォルニアでお世話になっているシッピングカンパニーのスタッフのKimiさんとEl Segundoで待ち合わせ。

PCHを北上し、Rosecrans ave.を左折。そしてHighland Ave.を右折して、ガスステーションが見えたら左折。急な下り坂を降りるとパーキングがあり、その目の前にはEl Segundoの広いビーチ。

Kimiさんはすでに到着していた。
「おはようございます!」そして二人ともしばし沈黙。
そして最初に重い口をKimiさんが開く。
「できる場所はここしかないと思ったんですけどね。これではサーフィンは無理ですね…」

海を見ると、いつになく潮が多く微かなうねりもブレイクせずに海底へもぐってしまう。
「Kimiさん、これではサーフィンは無理ですね。やめましょう。」

それから海を見ながら30分ほど二人でたわいない話をする。
「Hiroさん、美味しいコーヒーを飲みに行きませんか?」

ビーチから約10分。PCH沿いにある手作り感のある建物のコーヒーショップは賑わっていた。
「いい感じだね!」
運よく店の外の椅子を二つ確保。僕はLatteを注文する。晴れているもののまだキリッとした冷たい空気を感じながら、美味しいLatteを。カリフォルニアを感じる。

後ほどKimiさんのオフィスでミーティングをするものの、ついつい朝から仕事の話で盛り上がってしまう。

まあこんな感じも悪くない。カリフォルニアの青い空の下。サングラスをかけ、足を組みながらLatteをすする。本人は雰囲気出してるつもりだけど、そこはやはり日本人(笑) アメリカ人のかっこよさには負ける。

ここでKimiさんとは一旦お別れ。僕は一度部屋に戻り、シャワーを浴びて身支度を整える。枕の下にティップを忍ばせ、部屋をあとにする。

時間があるので、またDel Amoファッションセンターへ。日本でも使えそうなクリスマスアクセサリーをサンプルとして買ってみる。来年は日本で流行るかな?? 

広いファッションセンターをぶらぶらしていると、とうとう昼近くになった。新しくなったフードモールに行くと、人気店には早くも長い列ができていた。

僕は偽物っぽい日本食を選び、BBQ Bowl?バーベキュー丼をチョイス。お味の方は…ご想像にお任せします。でも僕の場合、郷に入れば郷に従えができるので文句を言わずに完食する。

それからMAXWAYに行って、サーフボードを預かってもらう。Mike、いつもありがとう!

そして朝会ったKimiさんの働くオフィスへ。思えば20年近いお付き合いか、この会社とも。細かい打ち合わせが続く。

Made in USAの商品を作るためには、アメリカに足を運んで担当者と膝を付け合いながら。これが僕の信念。ヘッズ立ち上げ当初からこの気持ちは変わらない。そしてできるだけインポートものもアメリカ製を。

でもすべてアメリカ製の商品をラインナップすることは不可能。だからカリフォルニアに来て、カリフォルニアに溶け込んだ新しいブランドを見つけてくる。

パソコンのモニターと一日中にらめっこしたって、見つかりっこない。やっぱ来なきゃ。

サーフィンもそう。もちろん日本でやるサーフィンだって、それは楽しい。だけどカリフォルニアの海は、街は、サーファーは、僕をそれ以上にワクワクさせてくれる。

そのワクワク感がBO SPORTに反映できればいいな。カリフォルニアでじかに触れたサーフィンの歴史やビーチタウンの歴史、そしてLindaさんのようなレジェンドから聞く話。

これらすべてが僕の指先から放たれて心のこもったグラフィックとなってゆく。

そんな気持ちをこれからも持ち続けてカリフォルニアに通い続けたいと思います。
今回も長い間おつきあいいただきありがとうございました!

  • 2016 Summer California trip
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