デルタ航空DL 06便は1時間遅れで羽田国際ターミナルを飛び立った。時刻は16:55。こんなに座席が狭かったかと思うくらいに窮屈に感じる。
サービス度合いは以前から利用しているので、高い期待はしない。客室乗務員は以前にも増して高齢化しており、大丈夫なのかと思ったが、仕事のこなし方はさすが!いい仕事してますなあ。
食事の前に飲みもののリクエストを聞きはじめる。赤ワインをチョイスし、メニューにあったパスタをオーダー。ソールドアウト。ビーフかチキンかって聞くからおかしいと思ったのだが。そもそも3種類は要らない。売り切れるのであれば。
以前よりは美味しくなくなった食事だが、雑食系なため、ある程度は適応できる。
ほぼ完食して映画を観る。観ると眠くなる。起きては寝ての繰り返しで睡眠の満足感がない。そんなことを繰り返して飛行機の航行経路を見ると、すでにサンフランシスコの下までさしかかっている。
この頃になると、ロサンゼルスに到着してからのスケジュールが気になってくる。高度が低くなり、耳がツーンとなる。
機長のアナウンスでは天気は概ね晴れ。到着する日のウエアは胸ポケットがついたシャツがいい。パスポートを出し入れすることが多いからいちいちバッグに入れてられない。
1時間遅れて離陸したのに到着は予定より早い。イミグレーションはマシンを使って大まかな事柄はチェックされる。
そして検査官の面接。デルタ航空は他社と到着時間がバッティングしないため本当にスムーズだ。イミグレも10分で終了。バッゲージクレームでもすぐにバッグが出てきた。
30分もしないで外に出て、レンタカーのシャトルバスを待つ。
アラモレンタカーのオフィスに着くと多くの人はチェックインマシンに群がる。使い勝手を知らない人が多いらしく、長蛇の列。
ぼくは迷わず窓口でのチェックイン。あらかじめプリントアウトしたリザベーション・フォームを差し出す。
エコノミックカーを予約していたが、今までの実績をみてミニヴァンを特別価格で提供するけど変えるか?と聞く。値段を聞いてびっくり。即決で変更。
いつもDodgeをチョイスし、ボードのピックアップ。預けてある友人マイクの会社MAXWAYへ。
カリフォルニア・ブルースカイ、そしてサンタ・アナの暖かい風。12月とは思えない過ごしやすい陽気。
今回もサーフボードはTravis Reynoldsの7’6” Hot Butter。日本でも約1ヶ月海に浸かっていないので、バタバタなテイクオフになることだろう(笑)
半年ぶりに再会したマイクとランチ。相変わらずの歯に絹着せないマシンガントーク。話はエンジェルスに決まった大谷翔平に終始する。
とりあえず早めにEncinitasに向かいたいので、マイクとはこの辺で別れる。405から5へとフリーウェイをひた走る。しかしこの時間でこの渋滞。
半年ごとにカリフォルニアに来るたびに渋滞がひどくなっていく気がする。それに加えて初日名物の睡魔が断続的に襲って来る。はやくEncinitasに到着したい。
途中にあるレストエリアもスルー。Oceansideを通過。山側から海に向かって黒煙が伸びる。山火事だ。約3箇所ある。その下を通ると青空からいきなり曇り空へ変わる。今回はVenturaをスキップした。あちらはもっと深刻のようだ。
Encinitas Bvd.を15時過ぎに降りることができた。Danの家へ向かう。インターを降りてから10分ほどで到着。
今年6月には更地だったバックヤードにコンドミニアムが完成していた。1Fにはサーフィンスクールのための倉庫、そして中二階はゲストが泊まれる部屋、屋上には広々としたスペースがある。
クルマを停めて母屋に向かう。Dan、奥さんのAbi、長男のBruceそして長女のNanamiがお出迎えだ。
挨拶もソコソコにクルマから荷物をコンドに移動。洗面所、トイレ、シャワーが完備。大きな冷蔵庫や台所にはコンロもある。もちろんキングサイズのベッドも。
広々とした窓からは夕日が差し込む。あれっ?ない。そこにはカーテンがない(笑)ということは外から丸見え。まあいいや。なんとかなるだろう。
さあゆっくりはしていられない。ShaperのJimさんと打ち合わせだ。実は初めてのご対面なのだが、なんとDanの家からクルマで5分のところにファクトリーがある。
ファクトリーに到着するとウェルカムな笑顔で僕を迎えてくれた。Jimさんはほとんどアーティストと言ってもいいくらい芸術的なLogを作る。これからが楽しみだ。
初日からハードワークだけど、充実した時間を過ごせた。夕食はDanの家でみんなでディナー。さあ、明日はPipe’sでサーフィンだ。