• Jul. 21
  • [ MON ]

7時頃起床。ぼくはベッドで、Kintaroさんはソファで一晩を過ごす。ソファといってもちゃんとベッド仕様なのでご安心を。

ぼくが目覚める頃、すでにKintaroさんは起きていた。天気は良さそうだ。AbiとBruceを起こさないように、身支度をして、外に出る。そして昨日、Abiから借りたキーで戸締まりをする。さあ、Lindaさんの待つPipe’sへ行こう。

クルマで10分。なんて素晴らしい環境だ。海側のパーキングスペースで8時に待ち合わせ。早めに着いたぼくらよりすでに早くLindaさんは待っていた。あの素晴らしい笑顔が待っていた。映画のようにハグをする(笑)。昔はハグなんて恥ずかしくてできなかった。でも心から素直に会いたかった人と再会した時やお別れする時は、自然と出るものなんだなあと最近思った。

そうしているうちにDulineさんとRobinさんが到着。今年2月に日本に来てくれたLindaさんのお友達だ。やっぱりHug Hug。DulineとRobinにはEikoさんは会っていないけど、ここにいたらきっと旧知の仲のようにワイワイ騒ぐのだろうなあ。さあ、みんなでサーフィンしよう。

Robinさんはカメラマン。本格的なカメラと機材を持ってぼくらを撮影してくれるという。Kintaroさんはニューボードの進水式。波は腰サイズだが、地形が良く充分ロングで楽しめた。Kintaroさんもテイクオフを重ね、スムーズなライディングをしている。

このなかにEikoさんがいてもおかしくない雰囲気。いや、きっといたのかな。そんな気がしながらサーフィンを楽しんだ。この三人のカリフォルニアガールのウン十年前はどうだったんだろう?なんて考えてた。とても素晴らしいゴールデン・エラを過ごしたのだろうな。会うたびに昔の話しを聞かせてもらおう。Pipe’sの雰囲気はそれは居心地のよいものだ。

「Hiro、ランチを一緒に食べましょ!」とLindaさん。ひとり、またひとりとビーチに上がってゆく。Rail GrabberでLogをリフトして、Rainbow Sandalsを履く。It’s a Pipe’s style!

パーキングスペースまでの上り坂を歩く。トイレの脇のシャワーでボードと身体の海水を洗い流す。クルマの後ろにボードを置くと、Lindaさんがミネラルウォーターのペットボトルに入ったお湯をぼくに差し出す。「使いなさい。気持ちいいから。」スマイル。

思えば、初めてEikoさんとLindaさんと三人でサーフィンした時からペットボトル入りのお湯を用意してくれていたっけ。優しい女性だ。5人はクルマを置いたまま、Cardiff by the seaの方向に向かって101の歩道を歩く。Lindaさんはひとりで足早に歩く。DulineとRobinは後ろからおしゃべりしながらダラダラ。2月に日本に来た時から見慣れた光景(笑)。

近くのキャンプ場に併設された売店でTacoを注文し、近くのベンチで食べる。と、見慣れた女性が。おお、Sally!お互いの再会を喜び合い、ハグをする。SallyさんはLindaさんと住まいをシェアしている女性だ。いやはや女性が4人揃うとおしゃべりが尽きない。半分くらいしかわからない英語を真剣に聞いていると、いきなり話をふってきたり。同じ人間同士。言葉なんて話せなくても付き合うことはできる。

ここは高台になっていて、左手にCardiff by the sea、右手にPipe’s やSwami’sを見下ろすことができる。今度はCardiffでもサーフィンしてみたいな。素晴らしい天気になってきた。

ここで一度Lindaさん達とはお別れ。そして一気にDana Pointまで北上だ。目的はPierre Van Swaeに会うこと。だれもがFlyと尊敬の念をもってニックネームで呼ぶ。

1961年にLaguna BeachのWardy Surfboardsでシェープを始めたというレジェンド・シェーパーだ。とてもはにかみ屋なおじいちゃんって感じ。ファクトリーエリアの一画のコンテナがFlyさんのショップ兼シェーピングルーム。コンテナ内のスタンドを移動するとシェーピングルームに早変わり。縁があってお付き合いできればいいなあ。

そしてFlyさんとは再会を誓って、次の目的地へ。Sunset Skateboardのオフィス。Costa Mesaへ。ちょっと道に迷い、グルグル。

スケボーのオフィスにしてはおとなしい(笑) と思ったら、違う会社のオフィス内を通って奥へ。雑然としたスケボーのオフィスらしいスペースにたどり着く。そこにはCEOのKenが笑顔で迎えてくれた。スタッフの紹介の後、新商品の説明やバックヤードの在庫状況を確認。Kenとは初対面だけど、けっこうできるヤツとみた。人当たりもいいし。これから良い関係が続くことを願ってオフィスをあとにする。

さてお仕事終了〜。次は南に戻って、Lindaさん宅へ。Kintaroさんは初めての訪問。Lindaさんのお宅は本当にきれいな平屋。典型的なアメリカンスタイルの家だ。すでに太陽が西に傾き始めてる。

Rail Grabberを作っている工房や室内を案内してくれて、雑談程度に仕事の話をする。この女性があのレジェンド・レディースサーファーLinda Benson。男まさりにワイメアを滑り、マカハでジョン・セバーソンにシュートされたバックサイドのライディングはあまりにも有名。

そんなLindaさんは知的でおとなしい小柄な女性。若い頃の写真を見ると、思わずかわいいと言いたくなるほどキュート。きっと周りの男性のアイドル的存在の女の子だったのだろう。

こんな女性とプライベートに知り合えたのもEikoさんのおかげだと思う。ふたりは本当に意気投合した。そう、姉妹のように。そしてLindaさんからいろいろな意味でサポートしてもらっている。

Rail Grabberはもちろんだけれど、それ以外にたくさんの重鎮を紹介してもらったり、イベントにも同伴させてもらっている。まさにカリフォルニア・サーフィングのコアな部分に触れるなんて、今までのぼくには考えられないことだった。一期一会の出会い。そしてLida Bensonとヘッズを結びつけてくれたEikoさんに改めて感謝したい。

Kitaroさんはお気に入りのDT-3にメッセージとサインを書いてもらった。まさにこれこそ宝物。よかったね、Kintaroさん!ここでLindaさんとはお別れ。でも明日も会うけど。

今夜はDanとDinner。一度Danの家まで戻って、DanのピックアップカーでCardiff By The SeaのPacific Coast Grillへ。すでにサンセットタイムはピークを迎え、多くの人達がこの時間を味わっている。

このレストランにはLindaさんやDanと何度か訪れているね、Eikoさん。ぼく達のお気に入りのシーフードがとても美味しくて。かすかなサンセットを眺めながら、美味しい料理をワインでいただく。自然と会話もはずむ。

こんな時、ぼくはとても幸福感をおぼえる。このままカリフォルニアに、なんて思ったりもする。あまりお酒を嗜まないKintaroさんもワインで舌鼓を打つ。今夜もDan宅でお泊まり。ありがとう、Dan。

さあ、明日はGo south!

Shots of The day

  • 2014 Summer California trip
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