California Trip
EARLY SUMMER
2017
DAY 5

  • DAY 5
  • 19th, June 2017
  • [ MON ]

7時起床。風がなく、ちょっとモヤった1日の始まり。
そう、まずは波チェック。C-Streetへ向かう。10分でパーキングエリアに到着。マシンウェーブの腰腹〜胸。Glassy Menpita。Nanaさんはモテル近くにあるコインランドリーで洗濯。

今回のトリップは、朝一は潮が多い。よってちょっとタルメのブレイク。でもオヤジ向けのファンウェーブだ。2mmフルスーツに身を固め、いざ出陣。

フェザータッチのフェイスにテイクオフ。タレント豊かなサーファーならここで右手で波のフェイスを舐めながらボトムターンを一発かまし、波がトロいとみるやラウンドハウス的なカットバックをとか書くのだろうが、僕にはできない(笑)

テイクオフしたとたんボードの右サイドのレールをセットしたら緩やかにボトムを目指す。そして屁っぴり腰で後ろ足に加重しすぎる急ブレーキ的な方向転換。カットバックとは呼べない。視線はしっかりトップを見据えているのだがなかなかボードと体が登ってくれない。でも満足。ワイプアウトしないで横っ走りできればそれでいいのだ。

雑誌やメディアではそれをしばしばGlideと呼ぶらしい。要は横っ走りだと思う。スピードに乗った横っ走りは気持ちがいい。サーフィンは自己満足。誰がどう言おうと、自分が満足できる乗り方ならそれでOK。

台風が来たからといって、僕は素直に喜べない。デカい波を満足に乗りこなせるサーファーなんて限られる。台風が来たら普段波が割れないビーチに逃げて、胸くらいの波で戯れるまでだ。

あと道具には細かくこだわらない。自分が乗りたいと思うボードに乗ればいい。コンケーブだ、フィンだ、ロッカーだ、ボリュームだと最近はやたらサーフィン博士が多すぎる。僕にはその違いがあまりわからない。あっ、これ乗りたい。色もかっこいいし。それでいいんじゃないかな。That’s it. すみません。いきなり、難癖オヤジになってしまった。

C-Streetの波はマシーンウェーブ。その日のブレイクの法則を頭に入れておけば、ロングライディングは約束されている。日本ではほとんどビーチブレイクでサーフィンする僕にとってはリーフブレイクでのサーフィンは貴重な時間だ。

周りに何人かサーファーがいても相手のリズムを感じて自然とローテーションが形成される。波を分けてもらったら、次の波にはパドルさえしない。子供でさえもこんな空気を感じてくれるのがカリフォルニア。

きっと日本だとこんなライトブレイクオンリーでもレフトに走っていくサーファーがいるのだろうな。ピークからテイクオフしたサーファーがいても距離があるからといって、前乗りするサーファーもいるのだろうな。そんな日本でのフラストレーションをリセットしてくれるのがカリフォルニアだ。

そんなことを考えながらの2時間。ニューボードのトラヴィスは僕にとって十分機能してくれた。ありがとう。

一度モテルに戻り、Nanaさんと合流。これからOjai(オーハイ)のオールドタウンを目指す。トレッキングとまではいかないが、ハイキングよりもハードなウォーキング? 何かわからなくなってきたが、とにかく歩くのだ。

フリーウェイ101に乗り、5分も経たないインターチェンジでオーハイ・フリーウェイ33を北上。少しずつ高度が高くなるにつれて霧が晴れて青空が顔をのぞかせる。そして気分も高揚する。

オーハイの繁華街をすぎて、公園の無料駐車場に車を停める。この頃には灼熱の暑さになった。この暑さにミネラルウォーター1本で耐えられるのか。二人で不安がつきまとう。

ほとんど歩いている人がいない。舗装された車道に沿った赤土の歩道を歩く。時折周りの風景に目を移しながら黙々と歩く。そして道を左折すると緩やかな上り坂になった。

やはり舗装道路の脇の歩道?を歩く。左にはカリフォルニア・オレンジの畑が続く。やっとトレイルコースの入り口にたどり着く。とりあえずコースに沿って赤土のでこぼこ道を歩く。

少し経ってからNanaさんが「この暑さでコースを歩き続けたらやばいよ。お水も無くなったし、断念しよう。」日頃フィットネスクラブでトレーニングを教えるトレーナーが言うのなら間違いないのだろう。あっさりと来た道を引き返すことに。

あとからトレイルコースをチェックし直したが、あの距離を歩き続けたらかなり深刻な状況になっていたかもしれない。彼女のジャッジに感謝。

いやはやこんな暑さはラスヴェガス以来だ。ほぼ二人無言になって歩き続け、やっとクルマにたどり着いた。この日差しで二人とも露出した肩は真っ赤に日焼けしてしまった。

オーハイの繁華街にクルマを移動させる。運良くオールド・デパートのRainsの裏手にあるパーキングスペースに駐車できた。

Rainsの店内で涼むことにした。エアコンが効いていて気持ちがいい。メンズ売り場にはHEAVYWEIGHT COLLECTIONSが陳列されていた。それからNanaさんが友人に宛てて書いたポストカードを投函するために、近くになるポスト・オフィスに立ち寄る。なんでもない郵便局でさえもカッコよく思えてしまう。

ランチタイムはとうに過ぎていている。目についたメキシカン・レストランに飛び込む。僕はブリトーとメキシカン・ビールを注文した。このブリトーのボリュームを見るにつけカリフォルニアに来たんだなあと実感する。ひと瓶のビールはあっという間に飲み干してしまった。

それから僕らはオーハイの街を散策して、一度モテルに戻る。まだまだ明るいが、時計は夕方の5時を指すところだ。日に焼けて火照った身体に冷たいシャワーを浴びる。そしてヴェンチュラの街へ繰り出す。

ディナーはカジュアルなイタリアンなシーフード・レストランへ。予約をしていなかったが、2組ほど待って席に案内してくれた。

まずはビールで乾杯。ほどなくするとウエイターがオーダーを取りきた。本日のおすすめはフレッシュ・オイスター。迷わずチョイス。それとクラムチャウダーとシーフードパスタを。店内には日本人はいなかった。BGMは周りの人達の英語の会話と時折湧き上がる笑い声。こんな些細なことでもカリフォルニアを実感できる。

ビールがなくなったので、同じウエイターにグラスワインを注文する。今日あった事やたわいない事を話しているうちにディナーは終了。結構美味しかった。当たり。また来ることにしよう。明日はMalibuへ。

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