California Trip
EARLY SUMMER
2017
DAY 4

朝5時起床。今日でエンシニータスを離れる。

フロントでチェックアウトを済ませ、エンシニータス・ブルバードを右折。すぐ近くを走るフリーウェイ5の下をくぐり、すぐに左折し、5に乗り込む。モテルから5分とかからない。快適。

今回のトリップはスケジュール的にローズボールのフリーマーケットをスキップし、第三日曜日に開催されるロングビーチ空港周辺のアンティークマーケットを目指す。およそ20年前くらいに一度行った記憶があるが、ほとんど覚えていない。

オレンジ・カウンティでフリーウェイは5と405に分かれる。前回5を選んで渋滞、渋滞に巻き込まれたので、今回は405をチョイス。グーグル・マップの指示通りにレイクウッド・ブルバードでフリーウェイを降りる。

6月の梅雨のようなはっきりしない天気は、ここカリフォルニアでも一緒。June gloomと言われる憂鬱などんよりとした曇り空が続くことが多い。しかし今日は、いつもの6月のカリフォルニアを感じさせないほどのFine Day。暑くなりそうだ。

うまくアンティークマーケットのエントランス近くに車を停めることができた。入場料を払おうと列に並んでいると、前で並んでいた男性が「このクーポンをあげるよ。入場料が50セント安くなるんだ。」と言って2枚分けてくれた。ラッキー、ありがとうございます！

いつも行くローズボールのよりもかなり規模が小さいので、端から順番に探索していく。まず見つけたのがカリフォルニアの州旗。コンディションも良く60ドルとのことだったので、すかさずゲット。

ローズボールのようにユーズド・クロージングのエリアがないので、この調子だとかえって時間がかかるかも。しかも朝からじりじりと焼け付くような日差し。これは日射病にもなりかねない、まじで。

ターゲットをTシャツに絞って手早くチェックしてゆく。やはりレベルはローズボールに及ばない。それでも3時間ほどで15枚ほどの気に入ったTシャツを見つけた。さあ、ヴェンチュラに向けてGo North。

ふたたびフリーウェイ405に乗り込む。日曜日の午前中なのでロサンゼルス空港周辺の渋滞はないだろうと思いきや雲行きが怪しい。それでもピタッとは止まらないのでまだマシだ。

空港をすぎてもサンタモニカあたりまでは渋滞が続き注意が必要だ。しだいに道路のアップダウンが多くなり、あたりに木々が目につく風景になってきた。その頃にはクルマの流れもスムースになった。

ヴェンチュラ・フリーウェイ101に乗り込むと車線が少なくなり、起伏がもっと大きくなる。このままの流れならほぼ予定通りにヴェンチュラの街に着きそうだ。

101をカリフォルニア・ストリートで降りる。時刻は１時30分。お昼を過ぎてお腹がすいてきた。Tony’sのピザを食べに行こう。

以前来た時はまだトニーおじいちゃんがいて、海軍時代に沖縄に行った話とかを楽しく話してくれた。しかし今は若いオーナーがあとを継ぎ忙しそうに働いていた。僕の周りがどんどん変化していき、こうしてカリフォルニア・トリップをしていても過去を振り返ることが多くなった。トシをとったのか。

ビールを飲んでピザを食べるという至福なランチタイムが終わり、ここから5分のサーファーズ・ポイントへ波チェック。適度なオンショア、ブルースカイ、トップが崩れる腰波。まるでハワイのような光景だ。できるじゃん！

その前にモテルにチェックイン。初めてリザーブしたモテルは場末っぽいが昔を引きずる二階建ての鄙びたモテルだった。街までもビーチまでもクルマで10分。快適なロケーションだ。

建物が古い時は二階の部屋をリクエストする。一階だと二階の住人のきしみ音が気になることが多々ある。A型なので。

ちょっと外したかなと思いながら、部屋に向かう。ドアを開けると、部屋はキレイにリフォームされていた。キッチンもキレイだし、食器もそろっていた。これも旅の楽しみだと思えばワクワクするものだ。さあ、Go Surfing!

有料パーキングにクルマを停め。僕はサーフィン、Nanaさんはビーチ沿いを散策。風が入ってはいるがサーファーも少なく、ストレスなしのサーフィンが楽しめた。

僕が海から上がる頃、Nanaさんもピアの方からジョギングして戻って来た。アクティブな女性にはビーチ沿いのバイクロードは格好のジョギングコースだったようだ。それから僕らは夕食の買い出しにスーパーマーケットに行った。

マーケットの近くにあったチャイニーズ・レストランでTo Goしようと思い店に行ったが、店はすでに跡形もなかった。がっくり。うまかったのになあ。

部屋での食事はサンセットを見ながら、おいしいカリフォルニア・ワインとデリカテッセン、それにバケットを頬張った。酔いが回って、１日の疲れと相まってとても気持ちのいい。さあ、明日は良い波かな？