今日のサーフィンはオフ。
ゆっくり起きて(といっても8時)、モテルのコンチネンタルブレッックファーストを取る。朝から良い天気だ。
今日はサンディエゴまで南下し、Midway見学。リタイヤした母艦ミッドウェイの艦内が見学できるUSS Midway Museumに。
カリフォルニアの学校は夏休みに入り、なおかつ快晴の土曜日とくれば多くの人出が予想される。まあどうにかなるさと、たかをくくって行ったら案の定、駐車場がことごとく満車。
すこし歩くがスペースがあるパーキングを発見。ラッキー!と思いきや料金が高い。しょうがない。ここは涙を飲んで地元にお金を落としましょう。
パーキングからすぐのところにおみやげ屋さんのモールがあり、どこかメキシコの匂いがする(メキシコには行ったことありませんが)。そこを通り抜けると左側は海。遠くにはミッドウェイを確認することができる。この遊歩道も悪くない。
所々にストリートミュージシャンや大道芸人たちがティップ目当てにパフォーマンスを披露している。しかしこの炎天下のもとでは暑さがこたえるだろう。
ミッドウェイに到着する手前に大きな水兵の像を見に行く。たくさんの人をかき分けて進むのだが、中国人の団体が行く手を阻み、思うように進めない。
その像をカメラに収めようとすると、その団体が横から大きな声を張り上げながら入ってくる。横にいる白人男性と顔を見合わせ苦笑い。早々に退散。
入場料を支払い、さあミッドウェイに潜入だ。番号順に艦内に進んでゆく。しかしここでも中国人の横入りは横行している。こういう国民性なのかな。
ミッドウェイ内は何か一つの街ようだった。果ては牢屋まであるし。デッキに出ると灼熱の太陽光線が待っていた。歩くごとに首筋が日焼けしていくようだ。
リタイヤした戦闘機に乗って記念写真を撮るためにNanaさんが並ぶ。前には子供連れの中国人。。。何枚写真を撮れば気がすむのだろうか。その間にどんどん並ぶ人数は増える。
後ろの白人が早くしてくれと声をかけるが知らぬ存ぜぬを決めこむ。結局約20分ほど撮影会は続く。もちろんブーイングである。気持ちを入れ替えてNanaさんもポーズを決めてパチリ。
退役軍人たちであろう老人たちが自分が従事した場所でガイドをしている。真剣に質問する若者。それに真摯に答える退役軍人。リスペクトの精神を垣間見る。
約2時間のミッドウェイ・ツアーが終了。まだランチを取っていなかったので、パーキング近くのメキシカン・テイストのモールでタコとビールを。
休日を楽しむこちらの人たちを見ていると、悩みなどないかのように1日を楽しむ。ぼくのカリフォルニアを訪れたくなる理由の一つはこの屈託のない笑顔なのかもしれない。
人間は毎日何かしらのことを考え、悩み、ルーティーンのように働いて1日を過ごす。そんな日本での日々をいつまで続ければ解放されるのだろう。だからそんな日常から抜け出して、幻想な異国に足を踏み入れる。嫌なことや悩みは日本に置いてきて、自分をゼロにリセットしてカリフォルニアを楽しむ。
二十代からこんな生き方をしてきて、少なからず他の人よりかはある意味、幸せだったかなと思う。
時間は巻き戻せない。過去はお金では買えない。本当の若さや健康もお金では買えない。今を大切にしたい。そう強く思い始めたのはEIKOさんから教えてもらったのかもしれない。
ビールを飲んでしまった僕は運転をNanaさんに任せ、エンシニータスにもどる。今夜はDanのバースデー・パーティー。一度モテルに帰り、ちょっとおめかし。そしてDanの家へ急ぐ。
家の周りには既にたくさんのクルマがパークされていて、植え込みの向こう側からは大きな笑い声が聞こえる。クルマを駐めて、家の中に入る。Danと奥さんのAbiそれにベビーシッターのKoyukiとハグ。
庭や裏庭には所狭しとたくさんの人たちがワインやビールを片手に歓談。本格的なメキシカンフードのケータリングも。
DanはVIPらしき数人のセレブを日陰にあるチェアに座らせていて、彼らに一人ずつ僕たちに紹介してくれた。そして久しぶりに再開したJasonやサーフィングスクールのスタッフ達とあいさつ。まるで映画に出てくるようなパーティーだ。
こうした成長したDanの姿をみるにつけ、大いに刺激を受ける自分がいる。Bruceは相変わらずヤンチャで将来の大物ぶりを発揮している。
さあ、部屋に戻ろう。みんなに挨拶をしてDanの家をあとにする。モテルに帰る前にエンシーニータスの街を散策してみることにした。去年まであったWhole Foodsは閉店していた。友人からAmasonに買収されたと話を聞いた。僕が思う以上の速さで世界の時間は流れている。
ミッドウェイ見学で思いのほか陽に焼けた。気だるさと疲れに襲われ、早めの就寝。明日はフリーマーケット。早起きしなきゃ。