3泊させてもらったDanの家から6時に出発。
ソーッと出ようと思ったが、Danが起きてきた。
「ここはHiroの家だから、いつでも好きな時に来ていいんだよ。」
そして力強いハグ。
「Nanaによろしく!」Danはそう言って、ベッドルームに戻った。
フリーウェイ5に乗る前にガソリンを給油。ついでにバナナとコーヒーを買い、Go South!
日曜日の早朝はクルマが少なくてスムースなドライブができる。
カリフォルニアはクルマ社会。クルマで移動しやすいように道路も駐車場も信号も規則もうまく出来ている。
だからドライバーも運転がうまい。フリーウェイの合流では入る側も入られる側も意地を張らずスムース。車線変更の割り込みでも意地の張り合いもない。車の流れのリズムを乱さなければウェルカムなのだ。
歩行者が横断しようとしていれば止まってあげる。駐車禁止は絶対に守る。緊急車両がサイレンを鳴らして走行していれば、周りのクルマは必ずその場で止まる。
カリフォルニアで運転して、日本に戻ると、なんていい加減で、了見の狭いドライバーが多いクルマ社会だろうと感じる。
そんなことを思いながらSan Onofreの原子力発電所をやり過ごす。今日も波は小さそう。
今回のクルマでの移動はiPhoneのマップにナビをしてもらった。年々進化していて素晴らしい。
電話番号、住所、地名、店名などどんなキーワードからでもすぐに検索してくれて、正確に音声で誘導してくれる。渋滞していれば、途中で別ルートを紹介してくれる。本当に便利になったものである。ただiPhoneの充電バッテリーはクルマに入れておいた方がよさそうだ。
フリーウェイ5と405の分岐点でiPhoneは5をチョイス。ダウンタウンが近くになって、ちょっとややこしい道路になったが、ナビに身を任せ走ってゆく。
自分が知らない道を走ってゆくと、また新しい発見に出会う。8時過ぎにRose Bowlに到着。予定通り。
パーキングからチケット売場まで歩く。すでにアーリーバードでエントリーした人だと、お目当のものを引きずり、帰る人も少なくない。
もう何年も夢遊病者のように通っているこの道。何が楽しくて、どうして?って思うことがあるけれど、結局このフリーマーケットを柱にカリフォルニアトリップをスケジューリングしてしまう自分がいる。
たくさんの思い出もあるし、掘り出し物を見つけた時の嬉しさも知っているし、ある種の中毒なのかもしれない。
そして何よりもBO SPORTの原点でもあるこのRose BowlのFlea Market。
Venturaから来てブースを出してる女性を発見。
「あら、おはよう!何か雰囲気が変わったわね。カノジョは元気?」
矢継ぎ早に質問攻撃。
年の頃は多分僕と一緒くらい。いつもサーフィンの話になる。今度来た時は一緒にC-StreetでSurfしましょうと。まあサーファーの常套句でもあるのだが。連絡先も交換したので、今度は本当にご一緒したいものだ。
今回もなんだかんだ収穫があったなあ。お昼近くになったので終了。
この後はPalos Verdesに住むKAZさんに会いに行く。その前にTrader Joe’sでChiekoさんのお花を買おう。
KAZさん宅に到着するとChiekoさんに手を合わせる。思えばもう7年も経つのだなあ。Eikoさんと向こうで楽しくやっているんだろうな、二人は仲良しだったから。
KAZさんと雑談した後、一緒にランチをとることにした。TorranceのオールドタウンにあるKAZさんオススメの日本そば屋さん。う〜ん、確かに美味しい。
カリフォルニアに住む人たちは、美味しいお店をよく知っているといつも感心させられる。お腹を満たしたところで、KAZさん宅へ引き返す。
KAZさんがハマっているヨットのことや最近復活したゴルフのことなど雑談、雑談。
昔はKAZさんに連れられてよくゴルフをしたものだ。近くのLosVerdes G.C.や名門のPalos Verdes G.C.にも連れて行ってもらった。
「最近さ、庭でアプローチの練習してんだけど、ガツって入っちゃうんだよね。ちょっとやってみない?」
というわけでアプローチ大会。
これがうまく行き過ぎで、久しぶりとは思えないくらいいい感じ。
「サトウくん、いい感じで振れてじゃん!復活しなよ。」
また始めようかなぁ。
さあ、そろそろモテルに帰ろう。KAZさん、いつもありがとうございます!
それからWhole Foodsでじっくりと食材選び。なぜか好きな作業の一つ。基本的に料理が好きなんだと思わず納得。
そして今夜もモテルの部屋で一人飯。明日はGlennとサーフィンだ。