CALIFORNIA TRIP REPORT

昨夜の大雨で、この旅の最後のサーフィンは水に流されてしまった。
結局このトリップはサーフィンすることなく終わってしまった。初めてのことだ。

皮肉にも朝からよい天気。でも海水は濁り、衛生的によろしくない。ゆっくりスタートする一日は、なんだかもったいない気がする。

DAVE SWEET SURFBOARDSの新しいメインシェーパー：Scott Andersonとは10時に会う約束をしている。サンタモニカに住むパートナーのRyuzo君をピックアップし、Scottのファクトリーへ向う。

インタースタイルのサンプルボードと得意先のオーダーを手渡すのが今回のミッション。前回作った3本のサンプルボードはすでにSold Out。乗り心地も素晴らしいと好評を得ている。今回もクラシカルなLogのオーダーだ。

インタースタイル用のボードは展示会までに間に合わせてもらいたいが、それは人間が創るもの。期日ありきで職人に創ってもらっては野暮というもの。間に合わなければ、ぼくのPintailsを持って行くまでだ。

Scottはとても忙しい身だ。用件と2016年のDAVE SWEETの方向性を的確に手短に話し合い、合意を得ることができた。出来上がりもキレイで、しかも乗り心地も最高なLog。思わずMalibuでのライディングがアタマに浮かぶこと間違いない。

それからNIKETOWN LAへ。最近、またトレーニングを復活させたためトレーニングウエアとシューズが気になりだした。まずはカタチからということで（笑）。オノボリさん的にDri-FITのTシャツ。しかもLAに来ました的プリントもの。

10月からトレーニングを再開して2ヶ月。フリーウェイトをメインにインナーマッスル（体幹）と腹筋、締めは有酸素運動。約1時間半のワークアウトを週2回。自分の身体のバランスの悪さと筋力の劣っている部分がわかってきた。

筋量を多くしようという目的ではないので、バーベルの重さよりもフォームを崩さず、どこの筋肉に効かせるかを意識しながらのトレーニング。56歳という年齢と相談しながらのせめぎ合いだ。

だから自分が思ったところの筋肉に筋肉痛が来た時はうれしいもの。これもこれからのサーフィンのため、日常生活のためのトレーニング。長く無理なく続けて行きたい。とくにサーフィンには体幹を鍛えることが重要だということが身に染みてわかった。

さあ、ランチタイム。ラーメンでも食べますか。日本のマーケットもフードモールに。日本でも人気のラーメン店が出店している。目につくのが日本人の客ではなく、ガイジンの客の多さ。なんでもラーメンは、アメリカではダイエットフードだそうな。なんで？？

復路の便も予定通り飛び立ち成田に無事到着。

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こんな感じで今回のカリフォルニアトリップは幕を閉じました。

カリフォルニアトリップはじまって以来のノー・サーフ。できないことはありませんでしたが、出来上がったHoward Special Miniで良い波に乗りたかったので躊躇したのかもしれません。ニューボードをおろすときは良い波で、というのがKatsuの教え。日本での進水式が待ち遠しいです。

今回のカリフォルニアトリップも人生についていろいろ考えさせてくれるものでした。Lindaさん、Dan、Mikeなどカリフォルニアの友人達からもたくさんのメッセージや刺激を受けて、前に進む力をもらいました。

そしてなによりカリフォルニアの街街も生きているように変化しています。ぼくに立ち止まってはいけないと教えてくれているようです。

そしてEikoさんとの思い出は、少しずつぼくの宝箱の奥にしまわれていって、最後にカギをかける段階なのかと気づかされました。カリフォルニアとともにぼくも変わらなければ。第二章の幕を開けなければ。

そんなことを気づかせてくれた今回のCalifornia Journey。さあどんな未来がまっているのか？今回も最後までお付き合いいただいてありがとうございました。これからもよろしくお願いします。