• Jul. 25
  • [ FRI ]

Torranceの定宿で早めに目を覚ます。実質最後の日。やっぱり朝一サーフィンは欠かせない。今日はLIQUID SALTのエディター:Glenn Sakamotoとサーフィンする約束だ。

LIQUID SALTはウェブのサーフマガジン。Glennはひとりで、このウェブマガジンを立ち上げた。洗練されたプログラム、引きつけるフォトや記事。インタヴューを含め、すべてひとりでこなしている。

そういう点ではヘッズを糧としているぼくと共通点が多い。話しをしていても彼の苦労や喜びを分かち合える。また今年からLIQUID SALTのTシャツをヘッズが日本で発売していることから、ビジネスパートナーでもある。

6時にCoveで待ち合わせ。すこしFoggyな朝。Glennのクルマはすでにパークされていた。3人で波をチェック。夏のCoveはサウスベイのサーファーにとってほぼノーマークのポイントだ。でもGlassy Menpitaのフェイスに腰〜胸のブレイクが繰り返されていた。地形の良さはホワイトウォーターの三角形で読み取れる。さあ、Go to surf!

右手に海を眺めながら、先達たちも通った下り坂を歩く。このポイントの歴史を考えながら歩を進めると、なにか清々しい気持ちになる。一番下のゴロタ石に到着し、今一度ブレイクを眺めてみる。自分の背景は切り立った何十mの崖。太陽に光をさえぎり、ミステリアスな世界を醸し出す。

Cove(湾)のアウトはすでに朝日を浴びてキラキラしている。このサイズでは沖で割れた波は、一定の距離でショルダーが張ったサーファブルな素晴らしい波だが、湾の中央では消えてリビルドすることなく、エントリーする水際は湖のようだ。

パドルアウトは日陰から日なたに向かって。南うなりが半島にぶつかり、さらに回り込んで優しい波となるのが夏のCove。リーフといっても比較的水深があるので、恐怖感もない。Fun Surf。

Glennはレギュラーフッター。ぼくに気を遣ってか、ほとんどレフトサイドにはサーフしてこない(笑) Kintaroさんは最高なライトブレイクをとらえ、スムースにインディケーターの方向にロングライディング。三者三様。

一緒に海に行っても、海の中では群れることなくアイコンタクトで通じ合うのがサーファーというもの。ホントにソフトな波に終始ニコニコサーフィン。約2時間、Coveで楽しませてもらった。

行きはよいよい帰りはこわい。クルマまでの道のりは今度は上り坂となる。こりゃチョットしたトレーニングだな。イキが切れる。クルマの近くで着替えをしているとGlennも上がってきた。「軽くメシでも食わない?」というぼくの誘いに快く応えてくれたGlenn。向かったレストランはGlennがこのお店のロゴをデザインしたというHot Stuff。

ブレックファーストのオキマリTwo Eggsとコーヒーを注文。話はカリフォルニア、ハワイ、サーフィンと多岐にわたる。ところどころ通じない英語があっても、そこはサーファー同士。というか杓子定規で英語を話すより、自分が何を相手に伝えたいかがコミュニケーション。物怖じせず、どんどん単語を自分の口から発すれば、相手も理解しようと努力してくれる。同じ人間だ。楽しい会話がはずむ。

Glennとはここでお別れ。それからHermosa Beachの老舗サーフショップE.T.SURFに。以前よりかなり店内が拡充されて広くなっていた。マネージャーのDanがいた。久しぶりだな。ちょっと太ったか(笑)

「今日はひとりか?」なんて聞いてくるから、しょうがないからEikoのことを話した。Danは首をヨコに振り、うなだれた。彼と出会って20年近い年月が過ぎ、その間何度二人でこの店に訪れたのだろう。その度にDanはいつもあのKelly Slaterばりの笑顔でぼくらを迎えてくれた。そしてぼくの肩をポンと一回たたき、Danを仕事に戻った。ぼくにはそれが「がんばれよ。そしてまた元気な顔を見せてくれ。」って聞こえた。

そしてE.T.SURFからクルマで15分ばかり移動し、Del Amo Fashion Centerに行く。何を買うといういうわけではないが、いろいろなお店が集結している商業施設なので、ウィンドウショッピングでも楽しいものだ。Kintaroさんはスーツケースをゲットしたりと、ブラブラすればなにか欲しいものが見つかるものだ。

そしてランチはMikeを誘って、日本料理屋で会食。ぼくは仕事のアポがあるので、KintaroさんをDel Amoに残し、シッピングカンパニーへ。仕事の打ち合わせが終わると、KintaroさんをピックアップしMAXWAYへボードを持って行く。また次回まで預かってもらう。悪いな、Mike。ありがとう!

時間はあっという間に過ぎてゆく。このトリップ最後のディナーはやっぱりイタメシ。Fujiさんも来てくれて4人で会食。MikeとFujiさんの掛け合いがおもしろすぎて、お腹が痛い(笑)美味しい料理とワイン。最高な夜をありがとう、Mike。

ぼくとKintaroさんはモテルに戻り、帰国のためのパッキングをしなければならない。Kitaroさんはサーフボードもハンドキャリーする。そして夜は更ける。。。

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こうして今回のトリップも無事終了しました。
今回のサーフバディはKintaroさん。日本でも同じポイントでサーフし、ウィークエンドを楽しくすごす仲間。またぼくと同じ境遇を経験している同志でもある。ほかの人には話せないこともわかり合える。キズをなめ合うわけではないが、良き理解者として心のうちを話せる同志がいることは支えになる。Kitaroさん、今回はお付き合いいただきありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします!
やはりカリフォルニアはすばらしい。ありがとう、カリフォルニア!

Shots of The day

  • 2014 Summer California trip
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