• Jul. 22
  • [ TUE ]

さあ、Danの家から旅立ちの日だ。ありがとう、Dan。そしてさよなら、Abi。Bruce。また12月。

ぼくとKintaroさんは荷物を詰め込み、Del Marに向う。もちろんサーフィンするために。Del Marに着くと、Fulcrum Surfのスタッフがあわただしくスクールのセッティングをしている。海に目をやると、ちょっとザワツキ気味の腰腹。サーファーも少なく、リラックスサーフィンをするにはもってこい。

KintaroさんはおニューのMandala: Clandestino。ぼくは9’8”Dave Sweet。ゲティングアウトしたところは、ぼく達ふたりだけ。せっかくゲレンデを広く使えるんだから、群れることなく自分たちの好きなポジションをみつけ、付かず離れずの距離でサーフィンを楽しむ。

Kintaroさんもずいぶんニューボードに慣れてきたようで、形の良いライトブレイクをトリミングしながら、インサイドまで丁寧につなぐ。

週末の日本で多くのサーファーと波に戯れることに慣れてしまい、波より人に注意を払いながらのサーフィンとなる。しかしこちらは多少波をのクォリティを我慢すれば、自分の目の前に来る波だけに集中してサーフィンを楽しむことができる。もっともクォリティが落ちるといっても、日本ならまずは100人は集まる波だが。

遠くでDanのサーフィングスクールが始まったようだ。ぼくとKintaroさんはビーチに上がり、Danにあいさつするために手を振りながら大きな声でDanを呼ぶ。やっとDanがぼくらをみつけて、ビッグスマイルで大きく手を振ってくれた。本当にいいヤツだ。

ぼく達は着替えて、フリーウェイ5に乗り、Go South。サンディエゴのBird’s Surf ShedでLindaさんと待ち合わせだ。

このBirdのショップは、まるでサーフボード博物館。Eikoさんと初めて来たのは3年前。お宝ボードばかりで大興奮だったのをおぼえている。Birdはサンディエゴの大御所。そんなBirdとLindaさんはもちろん知り合い。そして後から現われたThe Manこそこの日一番会いたかった人物、John Elwell氏だ。

1932年9月生まれの82歳。サンディエゴ:コロナド出身のフォトグラファーであり、サンディエゴ・サーフィンの歴史家でもある。1940年代にインペリアルビーチでライフガードをしていた頃から、あのBob SimmonsやPat Currenと親交を持っていた。それゆえ、その時代の貴重な彼らの写真を数多く残している。

そして現在も進行中のプロジェクトであるHydrodynamicaのスタッフにも加わっている。そんなJohnさんと会えることになったのもLindaさんのPhoto Tシャツを今年BO SPORTからリリースしたことから。

あの話題となった写真「MAKAHA MOMENT」は、若干15歳のLinda BensonがUSサーフィンコンテスト参戦のためマカハに訪れた時のものである。撮影したのはもちろんJohn Elwellである。

BO SPORTでLinda Bensonの若かりし日の写真をフォトTシャツにしたくLindaさん本人に直談判した1年前。その時にフォトTシャツに使用してもいい画像データを、Lindaさんが送ってくれた中の1枚が、このJohnさんが撮ったMAKAHA MOMENT。ぼくの一番のお気に入りだった。

その時はJohnさんを知らなかったので正直、こんなにスゴい方だとは思っていなかった。まったく失礼な話である。そしてJohnさんについていろいろ調べていくうちに、彼が1950年〜1960年に撮った写真を題材にBO SPORTでフォトTシャツを作ってみたいと思い始めた。そのことをぼくはLindaさんに相談した。

今回のカリフォルニア・トリップはタイミングよく会う機会をLindaさんがセッティングしてくれた。まったくもって夢のような話である。と同時にこのような形で実際にカリフォルニアに来て、その人物と会い、リレーションシップを持ち、BO SPORTに反映させることが、ぼくとEikoさんがやっていきたかったこと。

そしてこのプロジェクトは2015年のBO SPORTでリミテッドエディションとして発表できる。ありがとうLindaさん。ありがとうJohnさん。そしてKintaroさん、ありがとう!

ひとしきりBirdの店で立ち話をしたぼく達は4人でランチを取ることに。Johnさん自慢のLexusを先頭にLindaさんのVan、ぼくらのMini Vanと3台でレストランまで。

到着したメキシカンフード・レストランは高級レストランではないが、地元の人達でごった返していた。それだけ美味いということだ。Lindaさんがめざとく空いたテーブル席をキープ(笑)そして注文カウンターの列にならび、注文して支払いを済ませる。

4人でテーブルに座っていると、お店のスタッフの女性がTacoを持ってきてくれた。美味い!やはりこの地で生まれ育ったJohnさんが連れてきてくれただけはある。ぼくの体当たり英語が通じない場合は、ぼくより英語が堪能なKintaroさんがトランスレートしてくれて、なかなか楽しい会話がはずむ。

食事が終わった後は、Balboa Parkで開催されているSURF CRAFTという展示会へ。おもにHydrodynamicaに関連したサーフボードが展示され、このプロデュースにはJohnさんがもちろん携わっている。自身所有のSimmonsも展示している。これでWindanseaあたりをBob Simmonsとサーフしたのだろう。

Johnさんは展示品に関して、それは熱く丁寧に、ぼく達に説明してくれた。Lindaさんもあきれるほど。しかしサンディエゴ・サーフィンの歴史を垣間見れたことで、ますますサーフボードへの興味がわいてきた。ここでLindaさんとJohnさんとはお別れだ。素晴らしい時間をありがとうございました。

さあ今日はPacific Beachに滞在だ。その前にWindanseaなどをチェック。波もあまりないようだ。海まで80歩のモテルにチェックイン。さすが夏本番とあって、2倍以上高いレート!

夕方のPacific Beachをチェックしたり、街で買い物をしたり。そして夕食の買い出しはいつものようにRalphsへ。さあ、明日も早くから出発だ。Kintaroさん、ありがとう!

Shots of The day

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