Glassy Menpita presents.....

heads california surf trip report 2012 winter

相変わらず、日本の景気はいっこうに上を向かず、そこにきて「えいや〜」と野田総理は解散総選挙へのゴーサイン。
師走の忙しい時期になんとも世間ずれした総理大臣だこと . . .
そうはいっても、日本は自由主義社会。食って行くには、社会主義の国のように国からのカネなんか当てにできない。
自らを奮い立たせ、知恵を絞って働かなければ生活できない。
前置きはさておき、今年もヘッズはなんとかカリフォルニアへ旅立つことができました。
EIKOさんの病気も完治とまではいかないが、仕事をこなしてくれるまでになっている。

一週間という短い期間だが、カリフォルニアに行くことができたことを皆さんに感謝したい。本当にありがとうございます。
カリフォルニアに行くことはヘッズにとっては生命線。
インターネットでは感じきれないカリフォルニアを体感し、自分たちの感性に触れたなにかを日本の皆さんに発信する。
さあ、今年も12月4日から12月11日のカリフォルニアトリップのはじまりです。


  • day3
  • 6.dec.2012


朝7時起床。カーテンの遮へい度が高く、まったくソトの天気がわからず真っ暗。ちらっとカーテンをめくる。やっぱり朝はどんより曇り空。

Pacific Beachをチェック。80歩。おっ、昨日より少しサイズが上がってる。腰腹〜胸。風は無風、Glassy Menpita。フェヴァリットポイントに目をやる。波はワンサイズ小さいものの、サーファーも少ない。なによりフェヴァリットポイントに入らなければ、ここに来た意味がない。部屋に帰り、さっそくEikoさんを起こしにかかる。Eikoさんの場合、ここからが時間がかかりそうなので、フロントでコーヒーとドーナッツを取りに行く。

「フェヴァリットポイントに行くよ。」
「どのくらいあるの?」
「腰くらいかな。」
「ふ〜ん」

という感じで、タンクにお湯を入れ、ウェットスーツとバスタオルをクルマに押し込む。海に向かう時のコーヒーとドーナッツは格別においしい。

5分ほどでフェヴァリットポイントに到着。やはり波は小さいものの腰くらいの波が割れているのでサーフィンすることにする。潮が多く、波を取るのにかったるい波だ。入り始めよりも潮が多くなり、テイクオフがむずかしくなる。Eikoさんも難儀しているようなので、「モテルの前に戻ろうか?」と提案する。「うん」。ふたりはウェットスーツのままクルマに乗り込み、モテルへ戻る。

クルマをモテルのパーキングスペースに停めて、Pacific Beachへ歩く。こっちの方が全然できそうだ。腰腹〜胸。ぼくが先にアウトに出ると、良いセット波がきた。すかさずピークからテイクオフ。ショルダーの張った良い波の上部を滑走し、そのままノーズに右足を掛ける。このNoseriderいいなあ。

Eikoさんはスロースターターで、波のクセがわかるまではテイクオフに時間を要する。テイクオフの時にポコッと来る波だと、その前にパドルを止めてしまうから波に乗り遅れる。ポコッに負けずにあと2〜3かきすればスーッと滑っていくんだけどなあ。でも乗ってるからいいや。人には人の楽しみ方があるからね。

ポイントを移動して正解。けっこう楽しい波でふたり満足。ぼくはこのCC Sliderのポテンシャルの高さを認識させられた。ますますピンチド・レールと、薄いテールとノーズのLogにハマりそう。

今年のカリフォルニアは例年に較べて気温も水温も高い気がする。過ごしやすいし、サーフィンするのも楽だ。ぼくは先に上がり、ビーチでEikoさんを待つ。そしてそのままふたりで歩いてモテルへ。5分とかからない。先にEikoさんが部屋のシャワーを使う。その間にぼくはプールサイドのシャワーで塩水を洗い流す。理想的なサーフィングライフだな。

着替えたぼくらは、まずLa JollaのMitch’s Surf Shopに行く。Mitchさんと日本のKatsuさんは以前より親交が深い。ぼく達がカリフォルニア来る時にいつもKatsuさんからのプレゼントをMitchさんに手渡す。そしてMitchさんはいつもKatsuさんのことを気にかける。

「Katsuは元気か?ビジネスは上手くやってるか?」
Mitchさん、Katsuさんは上手くやってます。安心してください。

そうだ、DT-2のことを聞いてみよう。
「こっちの店にはないけど、Solana Beachの店に聞いてみよう。」
Mitchさんが電話してくれたけど、在庫はなかった。聞くと、Takayamaさんが亡くなった翌日からサーフショップのTakayamaボードが売れてしまったらしい。残念。そしてMitch’sをあとにする。DT-2はLindaさん頼みかな。

Lindaさんは1950年代の若い頃からずーっとDonald Takayamaさんにボードをシェープしてもらっている。Takayamaさんのメモリアル・セレモニーの時はスピーチをするほどのレジェンドだ。LindaさんにDT-2のことをメールしてみる。返事はすぐきた。EikoさんがDT-2を気に入ったことがスゴくうれしいようだった。Takayamaさんが亡くなっても、まだOceansideのファクトリーは稼働しているので、すぐに確認してくれるという。

さあ今日はSan Clementeをせめよう。まずはRainbow Sandals。一度フリーウェイ5に乗り、北上する。Avenida Picoで下りたらすぐだ。駐車場にはRainbow SandalsらしいGerry Lopezさんが全面にプリントされたVanが。ヘッズのオンラインショップ「THE GOLDEN STATE」用に、ここのショップ限定品をゲット。あとはMade in U.S.A.を数足。

このRainbow Sandalsのショップの近くはサーフィン関係のファクトリーが多い。少し探索してみることにしてみる。Used BoardやFin、それにサーフボード・ファクトリーに必要な材料、シェーパーが必要なプレーナーやかんな、スケールまである。安いし楽しい。ここでEikoさんはDave Sweet 9’0”用のFinをゲット。$40くらいなのでかなり安いですね。

ああ、お腹がすいた。San Clementeの観光ストリートAvenida Del Marのレストランでランチをとる。その前にHobieのEco Surf ShopのGreen Roomを覗いてみる。Tyler Warrenシェープのそそるボードがあった。シェープは未知数だが、彼のサーフィンを見てしまうと、このボードに乗ったらあのような流れるようなサーフィンができるのかな。見ているだけでワクワクする。

その後、食事をすませたぼく達は、icons of surfに立ち寄る。店内に入ると、出荷待ちのボックスが多数。
「すごいね!」
「これみんな、日本へのシッピングさ。」
こんな時代になったのですね。憧れのシェーパーのボードがボタンひとつで買える時代。だからこそぼくはカリフォルニアを訪れて、旬のボードに触れ、自分の感想をBruce Grantや日本のKatsuさんにフィードバックし、新しいボードを創造する。自分が乗れないボードには興味がない。ニッチな小さな世界をヘッズから発信したい。

iconのラインナップしているボードは数年前とかなり変わった。この店のボードを見ると今のボードのトレンドがわかる気がする。ただ、日本からのリクエストも多いので、一概にはカリフォルニアの流れとも言えないか . . .

カリフォルニアのフリーウェイ渋滞は早い。渋滞を避けて早めにフリーウェイ5に乗る。La Jollaの魚屋さんでクラムチャウダーとSashimiをゲット。ここの魚貝類はとにかくフレッシュだ。刺身も一級品。今日は白ワインでやっちゃいますか。

そのままGarnet Ave.まで戻り、気になっていたオーガニック・スーパーマーケット「Sprouts Famers Market」に向かう。

今年カリフォルニアで目についたのが「オーガニック」ものが増えたこと。アメリカ政府が基準を満たした食品には認可マークを与えている。買い物する際に目安になるのでありがたい。日本も食の安全に関しては関心があるのに、オーガニック食品の明確な基準がない。日本ではスーパーで安い食品が並んでいると、消費者は殺到する。そのくせ子供に有害なものは食べさせたくない。この矛盾がデフレスパイラルを招く。今や食の安全はお金で買う時代になった。一生懸命有機野菜を手間ひま掛けて栽培した農家が正当な利益を得なければならない時代だ。それが国内産業を守ることにもつながる。日本にもはやくオーガニックを徹底したスーパーマーケットが出現することを望みます。

Sproutsでは野菜や果物を購入し、向かいにあるTrader Joe’sではチーズや野菜ジュースをゲット。さてモテルの部屋にかえり、夕食にしましょう。

その前にiPadでメール等をチェック。Lindaさんからメールがきてる!なになに . . .すでにoceansideの工場にオーダーを入れてくれて、Eikoさんのカスタムオーダー用のフォームもキープしてくれたとのこと。そして来週にはLindaさんのDT-2を工場に直接持ち込んでくれて、シェープやカラーを見てもらい、シェーピングにかかってくれるとのこと。こんな理想的なカスタムオーダーの仕方があるだろうか。Donald Takayamaさん亡き後でも彼と一緒に働いていた熟練した職人たちがいるから、素晴らしいDT-2ができるわよとLindaさんが言ってくれた。Eikoさんってつくづくラッキーなお方だなあって思った。明日は早くもチェックアウトの日。時が経つのは早い。