Trip Day2

DAY 2 : DEC.7 (WED)

6時起床。部屋のドアを開けると、すばらしい青空が飛び込んできた。気持ちいい〜。寝たままの姿で波チェック。潮が多く、うねりが小さい。サイズは腿腰。まあロングならなんとかサーフ可能。右手に目をやるとフェバリットポイントも同様のサイズ。これならここモテル前でサーフする方がいいだろう。それとこれから潮が引きに入るので、もう少しコンディションは良くなるはず。

Mikeの部屋を訪ねる。すでにノートパソコンで仕事してる。「波、小さいべ。」「でも出来るよ。やろうよ。」「OK」ウェットに着替えて海に向かう。モテルから80歩でビーチへ。先ほどチェックした時よりも波が割れやすくなってる。波のサイズは腿腰。ノープロブレム。

まわりにサーファーはゼロ。三人のみ。The Two-Toneの進水式。スムーズで早いテイクオフ。後足にウエイトを乗せてターン。いいね。このThe Two-Toneの感想は軽い。重量ではなく、動きが。いままで重いLogばかり乗っていたので、9'8"あるLogが軽く感じる。しかし晴れ渡った青い空の下、Glassy Menpitaの海で、ノーリーシュでサーフできるうれしさは、何にも代え難い。

MikeもBing Noseriderでいい感じでクルーズしてる。バックサイドもいいじゃん。EIKOさんはぼくらと少し離れてライトブレイクを楽しんでいる。半年間のブランクを埋めるかのようにガンガンいってる(笑)。ぼくらがサーフしているのを見てか、少しずつサーファーも海に入り出した。「もう上がるべ〜」

今日はLinda Bensonさんと会う約束をしている。彼女はまさにレジェンド・レディースサーファー。説明は不要かと思うが、少し能書きを。

生粋のエンシニータス・ローカルのリンダ・ベンソンさんは、11歳の時にムーンライトビーチでサーフィンを始めた。そして1959年、15歳の時にマカハで行なわれたインターナショナル・チャンピオンシップに出場。そして史上最年少で優勝してしまう。

同年、あのビッグウェイブで知られるワイメアをレディースサーファーとして初めてメイク。1959年、1960年、61年、64年、68年とじつに5度のU.S.チャンピオンに輝いている。その間リンダさんは、バド・ブラウンやジョン・セバーソンの映画やサーフムービーに出演し、広告にも多数露出している。

また1960年SURFER Magazine創刊号にも彼女はフューチャーされている。またリンダさんは35年以上もユナイテッド・エアラインのフライト・アテンダントとして勤務していた。そして近年はサーフィング・スクールをしたり、レディースサーフィンコンテストをプロディースしたりと多忙をきわめている。

そして今年8月、ロングボーダーのためのボードキャリーのツール「RAIL GRABBER」を発売した。 と、簡単に書くとこんな感じだ。これだけでも彼女がいかに世界でもっともレスペクトされるレディースサーファーかがおわかりだろう。

ぼく達とリンダ・ベンソンさんの出会いは、「RAIL GRABBER」だった。偶然インターネットで見つけたRAIL GRABBER。渡米直前にMikeのヘルプもあって、第一弾を輸入したところ、日本での評判は上々だった。ならばせっかくカリフォルニアに行くなら、リンダさんに会おうと、ぼくは唐突ながら彼女にメールを送った。すぐに返信は来た。「OK。デルマーのレストランで会いましょう。」わ〜、やった!そしてこの日を迎えたわけだ。Mikeも通訳を買って出てくれ、気持ちが和らいだ。

約束の11時30分前にデルマーのレストランに到着。すでにリンダさんと友人のサリーさんは到着していた。オーシャンビューのすばらしい眺めのテーブルをリザーブしてくれていて、もうウキウキ気分。会話はぼくのブロークン・イングリッシュとMikeの流暢な英語で楽しく過ごせた。

日本でRAIL GRABBERを販売することもOKして頂き、RAIL GRABBERの日本ディストリビューターとしてウェブサイトにも掲載してくれた。そして次回の追加オーダーをリンダさんにお願いし、和やかなうちにランチも終わった。最後に店内の大きなクリスマスツリーの前で記念撮影。一期一会とはこのようなことを言うのだろうか。リンダ・ベンソンさんのようなレジェンドサーファーと会えるなんて同じサーファーとしてはこの上なく幸せなことだ。

その後ぼくらはコーストハイウェイを使って、エンシニータスまで向かった。左手にパイプス、スワミスを通過し、Surfy Surfyというサーフショップに行ってみる。以前ロングボード・グロットーがあった場所だ。ムーンライトグラッシングという仕上げのうまいグラッシングファクトリーが経営している。

ここではMandalaというブランドのサーフボードを見たかった。シングルフィン・マニアのMikeも興味津々。「いいじゃん! でも短けーな。」確かに。店のスタッフとMikeがなにやら話し込んでる。「カスタムオーダーもできるみたいよ。安いし、いいなあ。」ぼくらはかわいいMateoのカレンダーとTシャツをゲット。それにいま話題になっているスモール・センターフィンを購入。小ちゃいけど、これをセンターに付けたら、安定感が出るかもね。ここでMikeとはお別れだ。仕事以外にも一日、時間を使ってくれるなんて . . . 感謝のひと言に尽きる。ありがとう、Mike。

ぼくらはこれからエンシニータスに住むDanとスワミスで待ち合わせだ。Danは以前のトリップにもたびたび出てくるマブダチであり、ぼくらのカリフォルニアの息子みたいなものだ。デルマーでサーフィングスクールをして生計を立てている。Danはスワミスのパーキングにバイクで来ていた。バイクと言っても原付に毛が生えた程度の小さいもの。カリフォルニアにはマッチしてないぜ(笑)

Danをフォローして住まいまで行く。一軒家。がんばったなあ。そこでお互いの近況やたわいのない話をして過ごす。Danも忙しいらしく、今回は夕食も一緒に出来ないようだ。また来るからね、Dan。

それからぼくらはエンシニータスのいろいろなお店を巡り、フリーウェイ5に乗り、カールスバッドのアウトレットモールまで足をのばした。いつものスケジュール。今回は掘り出し物はあまりなかった。もうそろそろ陽が傾き始めてきた。フリーウェイ5を南に戻り、ラホヤ・ビレッジでおりる。

ミッチーズの隣にある魚屋で大好きなクラムチャウダーを買って、途中のラルフスとL&Lで夕食の食材を買い、モテルにもどる。ゆっくり部屋で夕食だ。今日もあわただしく過ごしたが、ほぼスケジュール通り。一週間しかないので、効率よく。さあ明日の波は??

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