Day9 Dec.12(Sat)

カーテンを締め切ったモテルの一室。
外からシトシトと雨の降る音。
朝から絶望感を感じさせてくれる。
カーテンを開けると、鉛色のドンヨリした雨雲がたれ込めている。

やはりEIKOさんは今日も鼻水が止まらない模様...
モテルのフロントからドーナツ、コーヒー、オレンジジュースを調達。
薄暗い部屋でTVから流れる天気予報をじーっと眺める。
「昨日より良くなった感じだから、どっか行こうよ。」
行こうよって言ったって、雨だしね〜。
「PCHルートでさ、Ventura行こう。Vicksシロップ飲むから運転できないけど。」
しょうーがねー、行くか〜。
念のため、サーフボードを積んでいく。
重っ苦しい雲を恨めしそうに見上げモテルを出発。

雨が降ったり止んだりの繰り返し。
EIKOさんは薬のせいで、起きたり寝たりの繰り返し。
土曜日の早めのスタートなので、PCH一本狙いで下道を走る。

マンハッタンビーチ、ロサンゼルス国際空港(LAX)、サンタモニカを左に見てGo North。

サンタモニカのハーバーを越えてすぐにPCHは海岸線へと下りてゆく。

サンセット、トパンガとサーフポイントを左手にやり過ごす。
風と雨で海の色が茶色く濁っている。
海面だけがザワザワしてライダブルな波など見当たらない。
マリブも人っ子一人いない。
休憩を兼ねて、マリブのショッピングモールに立ち寄る。
ラルフローレンやロンハーマンなど、マリブセレブがお好きなショップが建ち並ぶ。

しかし時間が早すぎて、まだオープンしていない。
気持ちをシャキッとさせるために、スターバックスの苦いホットコーヒーを身体に流し込む。
でも苦すぎて最近全部飲みきれない...
20分ほどしてスタート。景色はだんだん都会から田舎へと変わってゆく。

すれ違うクルマのめっきり少なくなってきた。
海から山に向かって雲というか霧というか、ところどころの視界をさえぎる。

これが同じPCHかと思うくらいに。
30分ほどしてカウンティーラインが見えてきた。
ぼくが23年前にカリフォルニアで初めてサーフしたポイント。
こんなコンディションでもサーフしているヤツはいるんですね。
山側には、映画「ポイントブレイク」にも出てきたカフェが健在だ。

しかしずいぶんキレイになっちゃった。興ざめ...
コーストラインの片道一車線に別れを告げ、すこし内陸に入る。

Eikoさんに地図を見てもらいながらナビしてもらうが、一度迷子になる。
ケンカしないように...
古びた商店街っぽい通りを駆け抜けると、ヴェンテュラの見覚えのある街並に突入した。

ふたり、機嫌良くなる。
天気が悪いためか、土曜日なのにメインストリートのパーキングスペースが空いている。
さっそくクルマを停めて、街を探索。
サーフショップも面白いけど、この街はアンティークショップが楽しい。
何軒かあるので、あっという間にすぐに時間がたってしまう。
お腹がすいた...
狙っていたPizza屋さんに向かう。

以前ヴェンテュラに来た時にとても気になっていたお店。
雨も止んだようだ。
Tonyおじいちゃんの作るPizzaは生地から作るので、15分から20分かかる。
Tonyおじいちゃんは元気。

日本語も知ってる、少し。
きっと日本人もこのお店を訪れるのだろう。
店内にはたくさんの芸能人の写真が飾られ、

トイレのドアにはサーフィンコンテストのポスターが貼られている。

店頭に描かれている絵なんかすごくダサイんだから(笑)。
でもこれが味なんだよね。
まさにビーチタウンのランドマーク。
Pizzaが出来るまで、近くを散策。
PCHをくぐれば、サーフポイントだ。

さあPizzaが出来上がった!

ボリューム満点。そしてお味は?
手作り感があって、スパイシーでうまい!
PizzaにはCokeがよく合う。
ジャンクフードにはジャンクドリンク。
かっこつけずにジャンクジャンク。
腹一杯になったところで、波チェック。
Tonyさんのお店の裏に位置するC Streetに行く。
フェイスがちょっとささくれてるけど、腰腹の波が割れている。
特にライトが良さそう。

「ちょっとやってきていい?」
「いいよ、私見てるから写真撮ってあげる。」
さくっと、着替えて1ラウンド。

初めてのポイント。左の方からエントリーしてみる。
波待ちしているサーファーと目が合う。
こちらから挨拶する。これ、礼儀ですね。
パーキングから見るよりも、ヨレていて結構難しそうな波だ。
いきなりボコッて来る。
曇っているし、寒いし...
このポイントが晴れていて、暖かかったらどんなに気持ちのよいところなんだろうって
想像した。
でもサーフィンとは、海に入った以上、自分なりに楽しむもの。
波もあるし、サーフできる。

ライトブレイクに合わせて、バックサイドに標準を合わせる。
ノーズがコブに刺さらないように後ろ足で微調整。
サーファーも少ないので、独り言を言いながらロングライディング。
女の子のロンガーがぼくより先に入っていて、奥へ奥へと入ってゆく。
そしてイイところからイイ波を持ってゆく。
うーんと、唸ってひとりで感心する。
ちょっと小雨もぱらついてきたし、寒くなってきたので終了。
今度はEikoさんの体調が良い時に、ふたりで入りたいポイントだ。
近くにあるシャワーを浴び、寒いので、手早く着替える。
それからすぐ近くにあるpatagoniaのアウトレットショップへ。

お店を見つけ、道路にクルマを駐車する。
さあお店に入ろうと思ったら、向こうから見慣れた顔が。
Ryuzo君だ。
友人と一緒にヴェンチュラに来たと言う。
なんという偶然。
後日再会する約束をして別れる。
外観もそうだが、店内もこの店がpatagoniaかと思うほど、
レギュラーのお店とは雰囲気が違う。
失礼だが、ほんとにチープな作りである。
しかしこれがアウトレットショップの原点なのだろう。
これと言ってアテは無かったのだが、バンダナや帽子、それにレトロカーディガンなどを
買ってしまった。
さあ、遅くなるから帰ろう。
相変わらずの霧と小雨の中、コーストラインをひた走る。

さほどの渋滞も無く、無事モテルに到着〜。
今日の夕食は、モテルに併設されているチャイニーズでto go。
部屋で食べることにする。

このチャイニーズレストランの客は中国人がほとんど。
ということは、きっと美味いのだろうと勝手に決めつけている。
実際にうまし、なにより量が多い。
2品で充分!
食後におもむろにLiddleのハルボードをおもむろに引っぱりだしてみる。

果たして今回のトリップで念願のMalibuで乗ることが出来るのだろうか???
明日はフリーマーケット!
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