DAY 5: 2008年6月7日(土)

6時半起床。カーテンの隙間からの日差しがない。かわりにオンショアで揺れているパームツリーの乾いた音がする。とりあえずラホヤ最終日ということで、フェヴァリットポイントをチェックに行く。No Good... オンショアでフェイスがやられてガタガタ。サイズは腹胸くらいあるが、昨日の波でやってしまうと、人間贅沢になるもの。今日はチェックアウトする日だ。それだったら時間を有効に使おうと、サーフィンせずにいったん部屋へ戻る。

身支度をし、荷物をクルマに詰め込む。チェックアウトも問題なくクリア。もしかしてラホヤショアーズなら山が風をかわしてくれるかもと思い、移動することにする。お気に入りのオールドマーケットでブレックファーストをぱくつく。ひと休みしたところで、ショアーズをチェック。案の定、風はずいぶんとかわし、面はきれいだ。しかし潮の引きが大きく、セットの波はことごとくクローズ、すなわちダンパだ。たまに切れ目を見つけては、ショートボーダー達がプルインを繰り返す。しかし僕らロングボーダーにはちょっときつい波。ラホヤでのサーフィンに見切りをつけて、早めに北上。今日は土曜日。そしてニューポートビーチにある人気のシーフードレストランにお昼前までに入店する段取りである。

5に乗ったら、サンクレメンテまで突っ走る。4人乗ってるから、プールレーンを突っ走る。サンクレメンテから下道1を走る。途中サーフボードを積んだクルマを発見。どこに行くのか追跡。ドヒニーの方に曲がった。こっちは行ったことがないから興味津々。しかしどんどんコーストハイウェイから離れていく。残念だが、途中で断念。引き返してドヒニーを見ようと入口まで行ったが、パーキングに入るのに10ドル。ここも断念して1に引き返す。でもドヒニーは歴史もあるしロングボードには適した波が立つと聞く。今度は是非サーフィンしてみよう。

今は消滅したデイナポイントと言えば、ホビー。ここからすぐのホビーのショップを訪れる。うーん、オーガニックコットンベースのTシャツが多くなってる。それにリサイクルファブリックで作られたエコバッグなども目につく。カリフォルニアでは、エコに対するサーフブランドの気構えが年々強くなってきたようだ。しかし個人的に思うことは、パーフェクトなエコ商品は現在ではほぼありえない。サーフボードだってほぼ100%に近いくらい石油原料から出来ている。ウエアだってオーガニックコットンのTシャツを使っても、石油原料からできたインクを使ってプリントする。このことはもう数年前に、ヘッズのオリジナルブランドBoddhi Sattvaで壁にぶち当たった経験がある。エコ運動を商業的なセールコピーにしてはいけないと思う。自分たちが出来る事から無理なく行っていけばいいことだと思う。自分の中で常に意識していれば、日常生活でその行為が自然と出てくる。タバコのポイ捨て、ごみの分別、エコバックの持ち歩き、ウエアを大切に扱い長く着る、サーフボードは壊れても早くリペアして(早くリペアすれば板の寿命も延びる)、長く乗る... それでいいのだと思う。

まだお昼には時間があるので、途中ラグナビーチもチェック。そろそろこの辺のサーフショップも日本では雑誌にも頻繁に出て、興ざめ状態。でもモダンカリフォルニアの発信源でもあるし、はずせないかなあ。ヨッチャンは、やおらタリアでロングジョンを購入。さあークラムチャウダーだ。ニューポートビーチだ!ここのオレンジ色したクラムチャウダーはホントにうまい。

食事の後はニューポートビーチ界隈をお散歩。容赦なく太陽は照りつける。このビーチは、夏の海。サーファーというよりも、いろいろな人がビーチに遊びに来ている。ズックで歩くのが格好わるいと思った。ビーサンか裸足。トーランスのモテルにチェックインするにもまだ時間があるので、少し南に戻ってショッピングモールに行ってみる。PCHを眼下にみて、その下がクリスタルコーヴ。サーフィンに適さないビーチだけれど、とてもセレブチックなビーチ。是非一度カップルで行かれてみては?このモールではさしたる買い物もなく、北上することにする。

ハンティントン、シール、ロングビーチとサーフシティを通過。まだまだ行きたい街はあるけれど、なんせ時間がない。波乗りはしたいし、街も歩きたい。お昼2時を過ぎた時点でトーランスのモテルに到着。各夫婦、クルマから荷物を部屋へ。ひと休み。トーランスは、カリフォルニアに来て一番慣れ親しんだ街。年月が経つにつれ、街の顔は変貌し、野暮ったさ(ぼくからしたら、カリフォルニアらしさ)がなくなり、各ブロックにはスターバックスができた。でもどこか怪しげな一面をのぞかせ、あか抜けない街。夕食にはまだ時間もあることだし、トーランスビーチを見に行こう。

い・ち・お・うサーフボード積んで。ユルい山道を登り、カーブでクルマを停める。眼下は断崖。コーヴには遠くからうねりが届いていた。肉眼で見る限り胸くらいあるのかなあ。サーファーも少なく「やるしかないでしょ!」4人はデコボコ道を下り、ビーチに到着。ミカチャンは、ちょっと小高い場所でカメラを回す。僕らは足元の石に気をつけ、ゆっくりとパドルアウト。ぼくは左のレフト狙い。ヨッチャンとEIKOさんは中央のライト狙い。

C.J.モデルに慣れたヨッチャンには、このコーヴは絶好のフィールドだ。トローっとした波を捕まえ、テイクオフをじらしてフェード。スピードのでないノーズライダーの特性を波の速度に合わせる。波がその気になってブレイクし始め、ショルダーが張る頃にはハイラインのパワーのある場所でテールをロックさせ、ノーズへ。ファイブ、テンと思うがままである。水の量が多くて、フェイスが広く緩やかなので、ノーズがヘタなぼくでも成功率は高い。ただし調子こいてレフトに乗っていくと、ケルプがフィンにまとわりつき、行く手を遮る。いきなりワイプアウト。しかし水深があるので安心である。EIKOさんもロングライディングに心がけているのか、丁寧に波が消えるところまで乗り継いでいく。Make a wave。

僕らは自然の産物である波に乗り、楽しませてもらっている。テクニックも必要だけれど、波に乗るという根本をリスペクトする事も大切だと思う。テイクオフして、波のパワーゾーンを滑走するだけでも素晴らしい事である。さあ今日も充実した一日だったね。そろそろ上がって、夕食の準備をしよう。

行きつけ?のホールフーズでおいしい料理とおいしいお酒。部屋に持ち帰って、4人で会食。男性軍が飲んで喰ってても、女性軍は洗濯でおおわらわ。ありがたいことである。そして404号室からは夜まで笑い声が続くのであった...

さあ明日の波は?

Day 6へ続く

GLASSY MENPITA CALIFORNIA SURF TRIP JUNE 2008

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