Glassy Menpita California Trip Report

DAY 9:12月9日(日) 快晴

6時起床。フリーマーケットの前にひと風呂、いやっ最後のサーフィン。
昨日、自分たちのサーフボードはMikeのオフィスに預けて、かわりにRyuzo君からDAVE SWEET 9’6”Classic Pintailを拝借済。思えばあっという間の10日間。ビッグウェンズデイは遠い過去の記憶。コーヴからチェック。昨日よりはサイズが小さくなったものの、腰腹くらいの波が割れている。しかしフリーマーケット(お仕事)もあるのでスキップ。だってポイントとクルマまでの往復で30〜40分はとられるので。

それからぼくのカリフォルニアサーフィングの原点トーランスビーチへ。ここの波質はけっして良くはない。15年ほど前のカリフォルニア行きは、トレードショーや代理店をしていたサーフブランドの打ち合わせがメインだった。その頃はサーフィンなんてとてもやりたい気持ちにはなれなかった。でもその頃サーフィンが縁で知り合ったダンをはじめとする友達と、ここトーランスビーチで仕事が終わった夕方にサーフィンするのが楽しかった。ほとんどがオンショアのショアブレイク。そんなブレイクの速い波なので、ダン達はボトムに降りず、波のパワースポットを突っ走りメイクする技をおぼえた。

トーランスビーチに来ると、そんな昔のことが思い出される。今日のコンディションはほぼ無風。天気がいいので、オンショアに変わる直前の雰囲気。波のサイズは腹。しかし潮が多くぶ厚い。ぼくは多くのサーファーで賑わうバーンナウトを避け、人の少ないインサイドのブレイクを見つけた。今日はEIKOサンはお休み。ひとりでそのインサイドブレイクに一目散。ノーリーシュ。ぼくは、ある程度ここのブレイクのクセを知っているので、こんな波でも楽しめる。潮が引いたとき、潮がパンパンの時、オンショアの時、グランドスウェルの時. . .

今日は平和だ。サーフィンの途中でイルカが顔を出す。スナメリではない、イルカ。千葉ではない、カリフォルニアである(笑)。ぼくのサーフィンを見て、3人の白人のロングボーダーがポイントに入ってきた。軽く挨拶。サーフボードを見てぼくは安心。この波には彼らは乗れないと確信。一番沖で波待ちするぼくは、セットが入ると、ことごとく彼らに波を譲った。それでも彼らはテイクオフできない。ぼくはセットのあとの余った波にパドル。こんな厚い波、無理でしょ、みたいな顔で彼らに見つめられている。うねりの速度にパドルを合わせ、厚い波のブレイクポイントまで全速力でパドルする。厚い波はボードのテールが滑るまでパドルしなきゃ。気を抜いてもうテイクオフできるだろうとパドルを止めると、ボードは波に取り残される。こういう波にはDAVE SWEET Classic Pintailが最適。

結局彼らは一本も乗れずビーチに上がった。そしてぼくはまたひとり。日曜日の良く晴れた朝にひとりでサーフィン。至福の時間。そろそろ時間なのか、EIKOさんがビーチに降りてきた。そしてぼくはビーチに上がる。「ありがとう。サーフィンできてよかった。」「結構乗ってたじゃん。イルカがいた時の写真とったよ。」「ありがとう。じゃあ、ローズボールに行こうか!」

日曜日のフリーウェイは空いていた。7時半過ぎにトーランスの街を出発した僕らは、8時半前にはパサデナ:ローズボールのフリーマーケット会場に到着していた。盆地の中に作られたローズボールスタジアム。朝は肌寒いものの、天気がいい日は瞬く間に気温が上昇。あっという間に夏となる。くれぐれも服装には注意が必要。朝のままの厚着で昼間までいると、脱水症状になります、まじで。あと帽子とサングラス、持って行って下さい。ツーリストはカートなんてないから、大きめなダッフルバッグを会場に持参するか、早めに会場入りし、出入り口に近いパークスペースを確保することをお勧めする。素晴らしい天候に恵まれ、平地を囲む山々もくっきりと姿を現している。

さっそく会場へ。橋を渡り、奥のスペースへ。ここで知り合ったブースのオーナーと挨拶をしながら、ネタ探し。遠くからはボブ・シーガーの歌声が. . . 会場の雰囲気やブースに並ぶ雑貨や古着と接しているうちに70年代のアメリカに引きずり込まれて行く。心地いい空間。古着を見ていると、どうしても個人的に欲しいものばかり買ってしまう。でもそこからイメージが膨らむ。ひとりでにやつく。気持悪い(笑)。初めてのブースで見つけたstubbiesの赤いトランクス。トムカレンが優勝してサックスブルーのロングスリーブのTシャツにこのトランクスを履き、シャンパンを浴びてる場面が目に浮かぶ。うん、絶対買いたい。でもこんなもの商品化できないのに、高い金出して買っちゃう。EIKOさんはどうすんの?見たいな顔でぼくをにらむ。でも強行突破でゲット。また持ちきれないくらい買ってしまった。もう充分。クルマに戻ろう。

その前にお昼近くなったので、会場内で腹ごしらえ。フードコートでハンバーガーを買い、黒人のライヴで歌を聴きながら食べる。カリフォルニアだぜ。ひと休みしたら、一気にメルローズへクルマを走らす。お仕事お仕事!マークジェイコブスのお店をリサーチ。お客さんもかなり入っていて、活気がある。お店のレイアウトが面白い。レジの数が多いのに、会計待ちの客が並ぶ。店員はかなりいいかげん。というかそれがこの店のスタイル。でもよく見ると、コンピュータの入力も手際良くこなしている。それはそうだろう、仕事がいいかげんなら採用されるはずないのだから。ここで僕らは面白そうなバッグや小物を買い、お店をあとにする。 カリフォルニアのお店って、クレジットカードで買い物する時が多い。その時、店の店員がチェックすませてから、「サンキュー」なんて言って、カードをポイって投げたり、テーブルの上をスルスルとか滑らせたり、かなりカードを邪険に扱うんだけど、その仕草が映画に出てくるようにかっこよくて悔しい。日本の店でやったら、きっとクビだと思う(笑)。

もう3時だよ〜。サンタモニカのRyuzo君宅にサーフボードを返却。ありがとう、また6月!それからPCHを南に下る。

夕方4時を過ぎ、日差しも柔らかくなり、日陰に入ると肌寒くなってきた。僕たちは早めの夕食として選んだお店は、リドンドビーチピアの上にあるシーフードレストラン。韓国系のこのお店のスティームしたダンジネスクラブ(カニ)は絶品である。スティームされたダンジネスクラブをEIKOサンが手際良くさばいて行く。ぼくはビールを飲みながらカニをいただく。今日でこのカリフォルニアトリップも実質終わり。そんなことを考えながら外の柵に止まっているカモメを眺めて、少しメランコリックになる。しかしぼくの正面では黙々と木槌でダンジネスクラブをたたくEIKOサンがいる、黙々と. . .

ふたりとも満腹となって、店を出た。さあ、モテルに戻って帰国の準備だ。 おっとその前に、トレダージョーズとホールフーズでワインの買い出し。

OUTROに続く

MENPITA CALIFORNIA TRIP DECEMBER 2007
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