Glassy Menpita California Trip Report

DAY 6:12月6日(木)曇り

朝7時半。フェヴァリットポイントに到着。
すっきりしない天気のなか、EIKOさんとふたりで波をチェック。うーん、セットはまだ頭オーバーはある。ぼくのなかでは許容範囲。しかしじーっと沖を見つめるEIKOさん。「まだやめておこーっと。」とぽつり。ここは良いところを見せておかなければ。2/2mmBO SPORTレトロラバーウェットスーツに着替え、再度カレントを読む。

正面左からゲティングアウトを試みる。インサイドは沖へのカレントで簡単にミドルセクションへ。しかしここからが進まない。右へと流され、しかも足に重りがついているようにパドルに引きずり感がある。ケルプ(海藻)の仕業だ。足を見ると、大量のケルプがリーシュコードに絡みついている。しまった!昨日の朝のロングボーダーの会話が頭によみがえる。急いでリーシュコードからケルプを引き離すが、波のインパクトゾーンに近く、その度に水中でもがく。しかもBING NOSERIDER。クラシックボードのため、重量も重く、波にもまれるたびに大きな抵抗を受ける。ケルプを引き離す、巻かれる、急いでパドル開始。そんなことを数回繰り返す。後ろを振り返ると、そんなに沖に出てねーじゃん。かっこわるいぜ。ここは是が非でもアウトに出なきゃ。そんなヘビーローテーションを繰り返すサーファー数名。セット間がタイミングよくボクを救ってくれた。肉体的、精神的に疲れて、アウトでひと休み。ビーチの方を振り返ると、さっきまで見ていたEIKOさんがいない。アウトに出れないボクに見切りをつけた? 

フェイスはサイドオフにあおられ、ザワついている。テイクオフしてフェイスを滑る際に、コブをひろうのがわかった。そのコブを気にしすぎて腰が引けスピードが出ない。しかし何回かテイクオフをクリアするにしたがい、波のクセがわかりはじめ、突っ込み始める。時間が経つにしたがい、風もサイドオフからオフに回り、フェイスのコブがならされていった。アウトに出れるサーファーも次第に多くなり、ピークで待つサーファーの数も多くなってきた。満足とまではいかないまでも、ここフェヴァリットポイントのいままで経験したことのなかった波でサーフィンできて、自分なりのハードルを上げることが出来た。やはり波にあわせたサーフボードのチョイスが必要と痛感させられた。今度は是非7'0"台のサーフボードでフェヴァリットポイントを攻略したいという楽しさが増えた。そんなことを考えながら朝一のサーフィンをひとりで終了。

それからふたりでモテルの部屋に戻り、モテルのタダの朝食をとり、部屋から歩いていけるパシフィックビーチの遊歩道をブラブラ。クリスタルピアの北側から海を右に見ながら、ブラブラ。途中クリスタルピアの根元にあるコーヒーショップで濃い目のコーヒーを買い、クリスタルピアを越えて海岸線をブラブラ。ピアの北側は、遊歩道とビーチの段差は20mほどあるのに、ピアを越えるとその段差は急激になくなり、しまいにはビーチと遊歩道は同じ目線の高さとなった。晴れていれば、観光客が多く繰り出している南側のミッションビーチは、今日は人もまばら。ホームレスは金をくれと大声で怒鳴ってる。

ビーチ沿いのお店も少なくなってきたところでUターン。そして2ブロックほど山側をブラブラ。やる気のない店員が入口でたむろしているサーフショップに入るも品揃えが悪く、すぐに退散。しかし老舗のサーフショップはカリフォルニアを感じさせる。お店に入ったとたんレジのオジサンが「おはよう!なにか質問があったら呼んでね。」と笑顔で迎えてくれる。気持ちいいね。ケヴィンコネリーのオリジナルレーベルのロングボードやG&Sがたくさん。そこでEIKOさんの8'0"のファンボード用のリーシュコードを購入。やっぱり気持ちよく買い物したいね。なんだかんだ2時間近く散策し、モテルの部屋に戻った。すっきりと晴れない日は、テンションも上がらない。お昼近くなったし、ランチはどうするということになった。テンションを上げるためにもガッツリ喰いましょうということになる。以前、得意先のMENEHUNEの宮嶋さんに教えてもらったHODADに決定!

HODADはオーシャンビーチにあるハンバーガー屋さん。ここパシフィックビーチからはクルマで30分ほどの距離。フリーウェイ5→8 (end of freeway)という経路。クルマを停めて、HODADに行く。並んでんじゃん。もう少しお腹をへらそうということで、街を散策。まずは波をチェック。オーシャンビーチの波は、パシフィックビーチよりまだかなりでかい。波をもたらせた低気圧が南下したのだろうか。オーシャンビーチのピアを、左から右うねりが通過する。ときおり来るセットはピアの脚ゲタのところでブレイクしている。その波の大きさはピアの高さと変わらない・・・曇り空と相まってちょっと不気味さすらただよう。それからサーフショップに行ったり、古着屋行ったり、プリント工場行ったり・・・ここの街はどこかレトロ。イイ感じ。しょーもない骨董屋もあって、もしかしたらお宝が・・・と思って探索するもやはりガラクタの山。でもこういうのが面白いんだよね。もうお腹がペコペコ、限界です。

HODADに戻る。列は短くなったけど、まだ並んでる。「違う店にする?」「やだ!ここって決めて来たんだから、ここで食べようよ!」ハイハイ、列びましょう。この店はウエイトレスが席まで誘導してくれるのではなく、空いている席があれば勝手に座っていい。今日は肌寒いので、窓側はいやだなあと思っていたら、きっちり窓側の席が二つ空き、そこが僕らの席になった。がくっ。チーズバーガーと普通のハンバーガー、それにボクだけビールをオーダー。窓側は寒いけど、通りを歩く人達をマンウォッチングできるし、海も見れる。ポジティブシンキング。来ました来ました、ジャンクフード。これぞカリフォルニアですな。一緒についてくるポテトがまたうまい!やっぱり列んでよかったね。

腹ごしらえもバッチリで、とりあえずモテルに戻ることにする。そしてモテルの目の前のパシフィックビーチをチェック。波のサイズは若干下がっている。しかも右側に目を移すと、フェヴァリットポイントはお手頃な胸サイズになっており、そこそこのサーファーが楽しんでいるようだ。午後7時のDan達との夕食までには、まだ充分時間がある。ふたりは急いで部屋に戻り、ボードをクルマに詰め込み、部屋でウェットスーツに着替え、そのままクルマに乗り込む。ポイントに到着すると、うねりが小さくなり、待ってましたとばかりたくさんのサーファーが繰り出していた。多少ボヨツキ気味だったが、約2時間サーフィンできてふたりは満足。今夜はDANとディナーの約束。7時までにDANの住むデルマーに行かなければ!濡れたウェットスーツのまま、クルマに乗り込み急いでモテルに帰り、部屋のヒーターのスイッチをオン。ウェットスーツのままシャワーを浴びる。海の近くに住んでると、こんな感じでサーフィンできるんだなと羨ましく思った。

さあ準備完了。急いでデルマーへ。フリーウェイ5を北上。DANと合流し、エンシニータスのティファニー宅へ。ティファニーに会うと、彼女はいつもハグしてくれるんだけど慣れていないので、なんだか照れくさい。彼女はブランドプロデュースやアドバタイジングの企画などで飯を食ってるキャリアウーマン。だから彼女の人脈は多種多様。DANとティフがひとしきり話して、僕らに日本語で話してくれる。それによると今日のディナーには外人の女性がふたり加わるらしい。ひとりはおとといパイプスであったプル・ジェフリーズ。もう一人はパシフィックロングボーダー誌の表紙を飾ったこともあるジェニファー・フラニガン。世界的レディースロングボーダー。最初にプルが登場。ハイ! 次にジェニ。「コンバンハ。」だって。手には「よくわかる日本語」系の本。でもそれが変な本で、ナンパの仕方とかが書いてある。ここでは書けないこととかも書いてある。どこから買ってきたの、ジェニ?

ジェニはプルと対照的な性格で、陽気というか脳天気(ジェニ、失礼!)。常にジョークを連発し、サーファーチック。プルは年齢もお姉さんということもあり、そのジョークを笑顔で冷静にかわす。そんな5人がディナーのお店に選んだのが、エンシニータスの日本料理店。その店のマスターに聞くと、なんでも3人オテンバ娘達は常連だとか... お店に入るなり、生ビールで「Kanpai !」でもEIKOさんは運転してくれるので、ウーロン茶。ジェニの変な日本語でお腹がよじれるほど笑わせてもらい、次にプルのツアーを回っていた頃の話に真剣に耳を傾け、そしてその隣でティフが、好きな日本酒を飲んで目がすわってきた(笑)。

こんな楽しい友達に巡り会えて、そして最高な時間を過ごすことが出来た。最後にティフが「HIROとEIKOに何かしてあげたい。アドでもデザインでも困ったことがあったら、連絡ちょうだいね。」うれしかった。この夜のこんなセッティングをしてくれたDANに感謝。ありがとう、DAN。結構みんなヘベレケになって、そしてみんなにサヨナラを言って別れた。サーファーって万国共通だなって思った。EIKOさんに運転してもらったので、帰り道にモテルの近くのラルフスでビールとワインを買って、モテルでふたりでお疲れ様会をした。「運転ありがとうございました、EIKOさん!」

DAY 7に続く

関連サイト
プル・ジェフリーズ:www.jettygirl.com
ジェニファー・フラニガン:Siren Surf & Safaris

MENPITA CALIFORNIA TRIP DECEMBER 2007
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