DAY 3: June.12(Mon)

6時起床、のはずが寝坊。金太郎さんに起こされる。外はくもり。 とりあえず4人でフェヴァリットポイントへ。今回のトリップは朝一のサーフィンには潮回りが良くない。朝は極端に潮が引いてしまっている。

うねりはというと、昨日より小さい。膝。スキップフライの息子と自称するオヤジの言葉に疑問がわいてくる。ここでこんだけのサイズならラホヤショアーズはもっと小さいかもしれない。ダメモトでラホヤブルバードを北上すること15分。到着。ふざけんじゃね〜よ!くそじじい!風波でうねりすら無い。これだったら少し待てばフェヴァリットポイントでサーフィン出来るという判断のもと、引き返す。

潮が動いてなんとか腰サイズでサーフィン可。天気も晴れてきた。サーファーも少ない。海に入ってみるとけっこう楽しめた。金太郎さんはパフォーマンスボードのDT-3に苦戦しているようだ。でも見ていると何本か良い波に乗れている。先入観というのは厄介なもので、自分で「これは乗れね〜」とネガティヴに決めつけてしまうと、それ以上の発想がなかなか出てこないもの。DT-3を借りてみると、これがなかなか良いボードだ。ぼくもけっしてサーフィンはうまくないが、思ったより浮力もあり、テイクオフも早いし、そして動く。

ぼくが金太郎さんにアドバイスしたのは、まずテイクオフ。一所懸命にパドルして、手を付く場所は胸の横(前過ぎるとダメ)。素早く立って、前足加重。ちょい膝を曲げて、ちょい前傾(背筋は伸ばす)。これはショートボードでサーフィンするときの基本動作。

いつもクラシックボードに乗る金太郎さん。浮力のあるクラシックボードはある種、鈍感だ。テイクオフ時に滑り出してくれたら、極端な話どこに手を付いてもどこに加重しても多少は浮力がカバーしてくれる。でも回転性を重視したパフォーマンスボードは、ロッカーやボトム形状等々がクラシックボードと異なり、ちょっと繊細。ボードに腹這いになった時にバランス取れるニュートラルポイントを知ることから始まる。

グラグラするってことは、それだけ回転性に富んでいるという裏返し。ショートボードを扱ったことのないサーファーがまずここで、不安になる。金太郎さんにとって今回のトリップはこの基本動作を取得するのに絶好の機会だ。

波は小さいながら、そこそこ楽しんだ僕たちは2時間ほどで上がった。クルマを駐車する場所は、パークスペースの端の方で芝生があり、ベンチがあるところが僕らの定位置になった。

海から上がってTシャツとショーツに着替え、ボードをソックスにしまい込み、縦積み可能なSiennaにロングボードを3本積み込む。その間にも燦々とカリフォルニアの太陽は僕らに降り注ぎ、空は真っ青!芝生の緑も映える。エンシニータスに行こう!スワミスに入ろう!Go North。

その前にすぐ近くのウィンダンシーの様子をうかがう。駐車可能な海の見えない小道にクルマを停めて、4人バラバラになって海に行く。うわっ!すげ〜良い波。地元らしきサーファー達がピーク付近にひしめき合ってる。ブレイクする棚は一緒なのかうねりの大きさによってアウトサイド、ミドル、インサイドとブレイクが分かれている。

たぶんサーファーは力関係ごとに波待ちのポジションも分かれているのだろう。アウトでブレイクする波に乗るサーファーはライン取りもしっかりしていて縦横無尽に波を切り刻む。ミドル乗るサーファーはそれよりもちょっとレベルが落ちて、縦方向の動きが少なく横方向の動きが多く、最後には波をやり過ごす。インサイドはキッズ!みんなで楽しそうに波を取り合う。時折アグレッシブにエアーをかます。そして目についたのは、ツインフィンの多さ。しかも若いヤツラが。

ドロップさえやり過ごせば、恰好のツインフィン向けのスロープが開ける。8の字を何回も描いてインサイド迄乗り継ぐ。こんな波は日本でお目にかかったことがない。しばし羨望の眼差しで海に見とれる。僕らは僕らのサーフィンを見つけよう。

Go North。5に乗り、エンシニータスブルバードの手前で下りる。海岸線を走り、カーディフバイザシーを左手に見て、右手にセブンイレブンが見えたので、信号を右折し踏切を渡る。最近オープンしたパタゴニアが目に入る。「この店の店長ってデヴォンハワードって、確か本に書いてあったなあ。」と、ぼく。すかさず「入りましょう〜。」と、金太郎さんの合図。

店内はまだ新築の建物の匂いがする。天井が高く、とても風通しが良い。僕らがしばらく商品を見ていると、金太郎さんがデヴォンに話しかけている。「何聞いてたの?」「女房のプレゼントのTシャツのこと聞いてた。」「いきなりデヴォンに聞くなんてさすがですねー、金太郎さん!」「えええっ、あの人がデヴォンなの?」「知らなかったの!」こんな会話のあと、金太郎さんは奥様のプレゼントをさておいて、プリントTシャツを買い、すかさずデヴォンにサインを求め、記念写真もパシャッ。またお宝が増えた。

人によってはお上りさんぽくて、かっこ悪いと思うかもしれない。でも考えて下さい。良い記念になるじゃないですか!旅の恥はかき捨て。後悔するよりずっといい。金太郎さんは英語も堪能だ。

そしてぼくらはすぐ近くのパイプスカフェでランチをとることにした。ボリュームあるし、味も最高!Ryoチャンはハンバーガーを絶賛。今までで一番美味しかったって。休憩もそこそこにパイプスをチェック。う〜ん、サーフィン出来ないこともないが、オンショアが入った腹胸。これだったらスワミスもできるのではということで、5分足らずで到着。

駐車場が空いている。ということは波は良くないのか?クルマを海側に停めて波をチェック。やっぱり風を食らって腰腹。でも全然出来る。サーファーも少ない。「ぼく行ってきます。」Ryoちゃん。「金太郎さん、どうするの?」「さっさんは?」「ぼくは見てる。金太郎さんは行ってきなよ。波はそんなに良くないけど、サーフィン出来るし、なによりこんなに人の少ないスワミスでサーフィン出来るなんてめったにないよ。」「行ってきますっ!」結局僕ら夫婦はふたりのサーフィンを高台からウォッチング。しっかし、いい天気過ぎて日焼けがヤバい。おっ、Ryoちゃんがセットの波に乗る。

前回のトリップでRyoチャンのフェヴァリットポイントになったスワミス。このために日本でお金貯めて、サーフィンしにきたんだよな。金太郎さんはピークを読めていないようだ。しかし時折入るセットは、地形が良いためライトに規則正しくブレイクしていく。金太郎さんがテイクオフ。イイ感じで乗ってるじゃん。結局、約2時間、ふたりはサーフィン。日本ではポイントまでこれほど歩いてサーフィンする場所がないため、金太郎さんは上り下りした階段でちょっとバテ気味。

それからエンシニータスの街にあるサーフショップを巡り、夕方五時頃ふたたびフェヴァリットポイントに戻る。相変わらずのオンショアだが、潮が上げていてイイ感じでサーフィン出来そうだ。サイズは腰腹。今度は佐藤家のふたりと金太郎さんがサーフィン。金太郎さん、狂ったようにサーフィンする。

1時間半後、海から上がる。ヘトヘトながら充実感を隠しきれない金太郎さん。夜7時になってもまだ明るい。「エンシニータスからの帰り道で、ガーネットにスリフトショップがあったんで見に行きたいんですけど、いいっすか?」Ryoちゃんが切り出す。ガーネットはここから5分足らずで行ける。みんなで通りをブラブラする。いろいろなショップがあり、原宿みたい。

約一時間、金太郎さんとRyoチャンはスリフトショップに入り浸る。今日も部屋でファッションショーが繰り広げられるのか?!夕食はモテルの目の前のチャイニーズレストランで。中国人の店員がWカップで日本がオーストラリアに負けたことをうれしそうに話す。

「1-0で日本は勝っていたのに、残り5分で3点取られた。」繰り返し話す。こいつ絶対に日本のこと嫌いなんだ。モテルに帰り、10時半にはバタンキュー!!

DAY 4に続く

MENPITA CALIFORNIA TRIP JUNE 2006
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