day8
DAY 8: Nov.20

  とうとう帰国の日が訪れた。早めにチェックアウトを済ませ、トーランスビーチに向かう。今日は日曜日。クルマが少なく、スイスイ。PCHを途中で左折。チョット先には日本の老舗サーフショップCHPのお店もある。ゆる〜い右カーブ。信号のない左折車線。ええっ、対向車が来ているのに、ぼくの前のクルマが飛び出した!と思ったら、やっぱりぶつかった。なんであの状況で出ていったのだろう。お互いの運転手は大丈夫のようだが、クルマは結構いっちゃってる。ぼくらはけが人が出ていないのを確認し、その先の交差点まで行き、左折。今回、カリフォルニアに来て思ったのだが、携帯電話の普及速度が異常に速い。しかも法令違反にならないのだろうか、車を運転しながらのケイタイ使用率が高い。クルマを運転するときは、自分が気をつけていても災いは向こうからやってきます。常に気をつけていましょう。またレンタカーをする時は、保険も万全にして借りましょう。保険代をけちってレンタカーして、人生を棒に振ったらシャレになりません。

  海に着くと、大きく深呼吸した。気持ちがいい。おっ、イルカがいる。最終日にここトーランスビーチに来ると、帰国モードに切り替わる。

  今回は本当に心に残るトリップになった。いつも太陽が顔を出してくれて、そして海に行けば、ぼくらを満足させてくれる波があった。MikeやDanにもお世話になった。彼らがいなければ、ここまで楽しい旅にはなっていなかったはずだ。ありがとう。また今回はお会いできなかったが、わがカリフォルニアの師匠KAZさんにも感謝。ぼくらもやっとここまで、自分たちなりにカリフォルニアを満喫できるようになりました。ありがとうございます。そして忘れちゃならないのが、女房の存在。終始僕に気を使ってくれて、そして安心させてくれる。彼女もカリフォルニアでロングボーディングをはじめて、早4年。今ではその魅力にどっぷり浸かってくれました。サーフィンという共通の好物を持った二人だからこそ楽しめるこんなゴキゲンなサーフトリップ。本当に感謝しています。

  そして今回の旅で痛烈に感じたことは、カリフォルニアの若者たちにも回顧主義者が増え、70'sのサーフィン・カルチャーがクールだと分かってくれるサーファーが増えてきたこと。「Retro」なヤングサーファーは髪の毛を伸ばし、古着を好み、裸足で闊歩する。今年の夏、日本でハヤッたレトロ風アパレルブランドを、彼らはけっして身に付けないという。それを着た時点でサーファーというレッテルがはがれ落ちると、彼らはわかっている。ぼくはBO SPORTをデザインしている。ある人はぼくのことを昔のデザインをパクっているだけだという。日本人にはあの70'sのカリフォルニアデザインをイチから考えるのは、絶対不可能だとぼくは思う。だって日本で生まれて、日本で育った日本人がそのデザインを描けるだろうか。障子に畳の生活ですよ。でも近づけることは可能だと思う。カリフォルニアに憧れて、サーフィンを始め、ファッションに目覚め、音楽に目覚め、そして渡米。自分の感性で感じ取ったカリフォルニアのオリジナルデザインを、ぼくの20年間に渡る今までの実体験や経験というフィルターを通してBO SPORTのデザインが生まれてくる。そしてそのフィルターには、アパレルデザイナーにはないサーファー・スピリットが深く息づいている。今回の旅で一番うれしかったのは、僕の着ているBO SPORTのTシャツを見てクールだっていってくれたサーファーが多くいたってことだ。それって僕にしてみれば、涙が出るくらいうれしいこと。向こうの若い奴等が、BO SPORTのウェットスーツを見て、レトロだねって言ってくれたりもした。カリフォルニアでのこの「Retro」の流れは、ニュースクールやオールドスクールといったサーファーカテゴリー以外で、新たなサーファーのスタイルとして確立するだろう。今回の旅ほど自分たちがBO SPORTを立ち上げたことをこんなにうれしく思ったことはなかった。さあ、またCaliforniaに行こう!!

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