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  6.15(WED)
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朝6時起床。曇り。いいかげんにスカーッと晴れてくれよ。今日は出来れば、ラホヤ・ショアーズでサーフィンしたかった。特別な理由はないけれど、ジョエルチューダーのホームポイントのいい波を堪能してみたかった。しかしポイントに着いてみると、ゆるいオンショアにあおられた力ない腰波が弱々しくブレイクしていた。そしてSky is gray...

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僕たちは角のカフェでおいしいコーヒーを買い、このオンショアをかわすいつものポイントへ急いだ。

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ラホヤ・ショアーズから約15分でフェヴァリットポイントに到着。ああっ、やっぱりいい波がブレイクしている。波のサイズは腹〜胸。ケルプのお陰かオンショアでささくれるはずの海面が、いくぶんかキレイに整っている。


海をチェックしてクルマに戻ると、どこかで見たことのあるオジサンが。あれっ!マイクドイルだ。60年代に一斉を風靡したハンサムサーファーだ。受け売りの情報だが、今は南米のグッドウェーブのポイントの前に住み、サーフィンしながら絵も描いているそうな。

外人特有の上半身ガッチリで下半身スラッ。この曇り空にこんがりと小麦色に灼けた肌は、うらやましい。今日は何やらあかぬけたオジサンが多いぞ。海に入ると、それはいっそう顕著だった。

風格のあるオヤジというよりジイサン(失礼な!)達が沖でワイワイ、ガヤガヤ。うるせーなーと思いながら、波待ちする。セットが入ってきた。と同時にもっとガヤガヤ。なんじゃ、こりゃ?と呆気にとられていると、ツルッ禿げのシェープされた身体のジイサンが、やおらノーパドルでテイクオフ。と同時にハングファイブ。リバースでバックステップ踏んで戻ったと思ったらカットバック。見る見るうちに岸まで乗っていってしまった...。

そのジイサンがライディングしている間中、ヤンヤ・ヤンヤの大喝采。そうかっ、昨日はデイル・ヴェルジーさんの追悼式がドヒニーであったのだった。そこに集まったヴェルジーさんにゆかりのあるサーファーが、今日はこのポイントに集結しているのだ。ジイサンでもうまいはずである。

ということはこの周辺のポイントではここが一番コンディヨンがいいのだろう。ぼくらはしばし観客となってしまった。アウトでじっくり待って、狙ったセットは絶対にはずさない巨漢のジイサン。前出の禿げのジイサンは、とにかく来る波・来る波、乗れる波なら全部かっさらっていく。年齢は定かではないけれど、凄い体力である。しかも60年代に戻ったかのように、みんなノーリーシュである。

小鳥の鳴き声をマネして仲間と話しているようだ。「次の波はお前にやるよ。」なんて暗号なのか?答えも鳥の鳴き声で。カリフォルニア・ロングボーディングの本質に触れたような気がした。ちょっとうるさかったけど(笑)、それは邪魔する余地がないくらい、みんな年齢を忘れて楽しんでいる。

波の取り方、波の回し方、訪問者の僕たちにも適度に波をくれる寛大な心(マナー)、波を最後まで乗り継ぐ姿勢。日本の海が抱えているすべて問題の答えがここに集約されていた様な気がする。

途中からハワイアンプロデザインのライダーであるエリックサマーも登場。スコーピオンらしき短いボードに乗っていた。しかし3本ぐらい乗ったが、ジイサン達にタジタジの模様。それとも敬意を表してか1時間ほどで上がってしまった。

きっとこの中に有名なサーファーがいるのだろうか。もう少し早めに来ていれば、マイクドイルのサーフィンも見ることが出来たのに。

お腹がすいたので、ぼくらは2時間ほどで上がった。このポイントからクルマで5分くらいのところにあるタコスショップに行くことにした。



店内はオールドボードの博物館のようだ。しかもこのボード達はすべてモノホン!中には販売しているものもある。よだれもののスキップフライもズラリ揃っている。すげーなー。


お店のスタッフは、みなさんメキシコの方。雰囲気ありますよー。オーダーして5分ほどしてタコスとブリトーが出てきた。でけー。朝からこれはヘビーでしょ。と思ったが意外と食べることが出来た。うまかった。その後、僕たちは南下してオーシャンビーチを散策することにした。


フリーウェイ5に乗り、そこからフリーウェイ8へ。SOUTH方向にクルマを走らすとエンド・オブ・フリーウェイ。交差点をサンセットクリフ・ブルバードへ。ほどなく走って海方向に。通り沿いにはいろいろなお店があって観光地のようである。一番海寄りの駐車場に車を停める。その正面はサーフポイントである。左側に長いピアがあり、その右脇からショルダーの短いライトと長いショルダーのレフトがブレイクしていた。


僕たちはその長いピアの上を歩く事にした。若いサーファーらしき二人が釣り竿をもって、歩いている。どこのピアに行っても釣り人がいる。そしてシンクがあって水が出て。ごみ箱も一定の距離ごとに設置されている。公衆トイレもあるし、公衆電話だってある。しかもすべて無料で使える。トイレにだって必ずペーパーは備え付けられている。

みんながルールを守って、清潔にして、自分たちの遊び場を大切にしている。行政もキッチリとお金(税金)を使って、市民や観光客が集まりやすいように、また安心して楽しめるように配慮しているように思えた。日本の観光地は何でも有料・有料。果てはごみ箱不足で休日の後の観光地はゴミの山。日本の行政も少しは見習って欲しいと思う。

日本の海にごみ箱を増やして、アメリカのように軽犯罪者に懲役として集荷させる。これなら無駄な人件費もいらないと思うのだが。

そんなことを考えながらピアの先端近くにあるカフェで、ホットコーヒーを買う。そしてピアを街の方に戻り、街を散策する。


途中に何軒かサーフショップを発見。入ってみるとさすがオーシャンビーチ。ツインフィンシェーパーの第一人者リッチーパヴェル(ON THE BOARD誌で初めて知りました)のボードがズラリ。サーフショップのほかに目に付いたのが、アンティークショップ。価値のわからない家具や雑貨店内いっぱいに陳列されている。ひとしきり歩いていると「まだ波いいのかな?」と女房。目に見えないプレッシャー!。2ラウンド目、ですか?


午後2時くらいにフェヴァリットポイントに戻った。若干オンショアが強くなったものの、ぜんぜんサーフ可である。おっ、雰囲気のあるカリフォルニアボーイ発見。金髪に赤いTシャツ、チノのタイトなショーツ。お若けーのに粋に着こなすなあ。また連れてきたオヤジの車がしぶいバン。


と感心していると、ぼくの横をウェット姿の女房がボードを持ってすーっと通過。「お先に」だって。早えー。波は午前中ほど良くなかったが、充分楽しめた。1時間半後くらいに、またしても昨日の4人組が登場したので、そこで撤収。モーテルに帰ることにした。

このエリアの夕方の渋滞も年々ひどくなってきた。午後3時を過ぎると、下道もフリーウェイも渋滞する。昨日行ったマーケットで買い出しをする。ついでに隣接しているカフェでクラムチャウダーをと思ったが、すでに売切れ。ここのうまいんです、まじで。残念。フリーウェイ5に乗り、エンシニータス・ブルバードで下車。101をNORTH。


途中よく行く(というより毎日)サーフショップに立ち寄る。探していたお気に入りのトムカレンのCDやなかなか売っていない70'sサーフムービー「Free Ride」をゲット。それに父の日が近いということでセールになっていたサーファーズジャーナルから出ているBIOGRAPHIES全シリーズセットをゲット!しかも$56も安くなっている。ぼく、ご満悦。今日の夕食はモーテルからほど近いところのジャパニーズ・レストランで済ませることにした。店内に入ると、和風のたたずまいで落ち着いた雰囲気。外人夫婦が慣れない箸を使って食事をしている。ぼくらは日本のビールと刺身などのおつまみをオーダーした。お味の方は思いのほか美味しかった。明日はダンと朝一サーフィンの約束をしている。早く寝よーっと。

DAY 6に続く

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