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  6.14(TUE)

day4

昨晩、カリフォルニアに在住の知人マイクと今日サーフィンをしようという事で話が決まった。彼とは共通の友人からの紹介で知りあった。マイクは日本人だが、すでに20年近くカリフォルニアで生活している。今では運送会社の社長である。年齢は一緒(45才だっけ?)。実家は鎌倉。日本にいるころは家からすぐ近くのOSAKIにも通ったという根っからのサーファーである。マイクとサンオノフレのパーキングで8時に待ち合わせた。

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朝6時。女房がまだ寝ている間に近くのサーフポイントであるビーコンをチェック。曇っているのが気になるが、風は無風で胸サイズの波がブレイクしている。後から来るサーファーが手早く着替え、次々とビーチに向かう。ぼくが部屋に戻ると、女房はすでに起きていた。

7時にモーテルを出発。フリーウェイ5に乗り、サンオノフレに向かう。サンオノフレは非常にクラシカルなポイントで、数多くのサーフィンの歴史が刻まれている。波はロングボード向きで、サイズが大きくなってもスロープの長いメローな波でサーフィンを味わうことが出来る。地形はロックの上に砂が乗っている。しかし、岸際にはコケの生えた石がゴロゴロしているので、注意が必要である。サーフィンする前に足を切ったなんて事のないように。

フリーウェイをサンオノフレで下りる。ちょっと分かりにくい経路で入口にたどり着く。10ドルの入場料。20ドル札を出してお釣りを待つ。すごい無愛想な女性。「早くお釣りもらえます?」とぼく。なんだ、まだいたの?みたいな怪訝そうな顔でしょうがなく、10ドルの釣り銭を出す。だまされねぇーぞー!

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でこぼこな下り坂を下りていく途中で海が見える。ショアブレイクで頭近いサイズだ。やべーんじゃないの。女房と二人で顔を見合わせ、とりあえずマイクを探す。まだ来ていないようだ。奥に進み、小屋のある方へ。こちらは落ち着いて胸サイズ。いいじゃないですか。


ひとしきり波をチェックしていると、楽天の田尾監督に似たマイク登場。久々の再会。「あっち、波いいじゃん」と小屋の方を指さすぼく。「ああ、あっちは行かないよ。だって人が多いじゃん。」えっ、このショアブレイクのでかいとこでやるわけ。


そう思っていると、「ちょっと歩くけどチャーチに行こうよ。ライトブレイク中心だけどいい波だから。」ここまで来たら、マイクを信じるしかない。ぼくはマイクのお古のロングボードを持ってきてもらった。ブランドはウィルケン。もちろんカリフォルニアの有名ブランドである。シェーパーはブルース・グラント。9'6"のスリーストリンガー。シングルフィン。気に入ってしまい、のちに格安で譲ってもらう。

パーキングスペースから北に歩くこと約15分、ポイントのチャーチに着いた。途中ビーチ沿い家族でキャンプを楽しんでいる。マイクに教えてもらったところ、(退役)軍人のみが許されるキャンプエリアだそうだ。シャワーもあるし、BBQ施設もある。海に目をやると、マリブとまではいかないが、規則正しくライト方向に波がブレイクしている。サイズは腰〜胸。サンオノフレの正面よりワンサイズ小さく、面も綺麗である。さすがマイク!手前のゴロタ石に注意しながらエントリー。カレントも強くない。ピーク付近にサーファーが10人程度。それをはずせば数えるほどである。

マイクにブレイクポイントを聞き、波待ちをする。テイクオフ。ショルダーの張るいい波である。最後にクローズアウトしてつながってしまうので、その前にプルアウトする。このての波は、遠慮しすぎてショルダーのほうで待っていても、ブレイクしてくれない。ブレイクポイントにほど近いところで順番を待っていれば、かならず自分のところに波はまわってくる。スロースターターの女房もお気に入りのベッカーで波を取っている。良いブレイクである。2時間ほど楽しんだろうか、ぼくはビーチに上がった。

シャワーを浴び、ふたりのサーフィンを眺める。マイクがテイクオフ。タイラーサーフボードとともに一瞬、波のベールに包まれた。波を突き破りマイクが出てきた。ノーリーシュなのでボードを流さないように、まためくれ上がる波のパワーに負けないように、波の外側のレールをクラブしている。おおっ、やるなあ。ほどなくして二人も海から出てきた。

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マイクは会社を休んで、ぼくらに付きあってくれた。3人は近くにあるマイクご推薦のコーヒーショップで食事をとる。雰囲気のある良いお店だ。店内にはいると、サーファー達が食事をしていた。オーダーを聞きに来た女性は、(若かりしころ)カリフォルニアガールをイメージさせる陽気な人だった。日焼けした肌はシミとシワが年輪を感じさせるが、おくびもせずタンクトップを着ている。健康的でチャーミング。マイクとその女性はローリングストーンズのコンサートで話しが盛り上がっている。ぼくはまだ残っている古き良きカリフォルニアに触れることの出来てうれしかった。マイクとは再会を誓って、このお店で別れた。


さらにぼくらは時間を惜しむかのようにフリーウェイ5に乗り、オーシャンサイドのドナルド・タカヤマのお店に行くことにした。レジェンドサーファーにして現在は世界最高峰のシェーパーである彼のお店で、彼のボードを見ることはとても勉強になる。昨年来た時よりもサーフテックボードが多くなっている。時代の流れなのだろうか。


お店を出て、フリーウェイを使わず海岸線を南下することにした。途中でサーフショップに寄ったり、海岸線を見たりしてのんびりドライブするのもいいものだ。しかしフリーウェイを使うより倍の時間を要するので、ご注意を。


カールスバッドを越えたころ、「あそこ、波どうなんだろうね?」女房がぽつり。ア・ソ・コに行けって事ですか、フェバリットポイントへ?のんびりムードも一変し、途中のデルマー付近からフリーウェイ5に乗る。ぶっ飛ばして、ガーネットアヴェニューで下りる。ラホヤ・ブルバードにぶつかって北へ5分。到着。

急な下り坂から見下ろせる海は、グラッシー・メンピタ。波のサイズは腹胸。「当ったりー!」女房は大喜び。ここに来るとホント落ち着く。さっそく着替え、海へ。サンオノフレより水が温かい。ここの波にはやっぱりロングボードだ。女房もニコニコ。

ひとしきりサーフィンしていると、学校が終わったのか高校生らしき若者が多くなる。うめーじゃん。なかでも4人くらいのグループが、ローテーションを組んで波を取っていく。ピークからビシビシ波を取る。しかしぼくらはよそ者だし、彼らはルールを違反しているわけではないので、若者たちのサーフィンの傍観者となるしかない。若者のサーフィンを見るのも悪くない。学校が終わった解放感や今日の一日のうっぷんを晴らすかのように、もくもくとサーフィンしている。

でも彼らが来る前にずいぶん楽しめたので、ふたりとも満足したサーフィンが出来た。女房が上がってきてシャワーでボードを洗っていると、先程海にいた若者の一人がボード持ってくれて手伝ってくれていた。そんな優しさも持ちあわせているカリフォルニアの若者にホッとする。


エンシニータスのモーテルに帰る前にラホヤ・ショアーズにあるオールドファッションなマーケットで夕食の買い出しをする。ぼくたちはこのマーケットが好きだ。木造で天井が高く、店内には手書きの値札があったり。向こうの人には当たり前のマーケットなのだろうが、ぼくは「カリフォルニア」を感じてしまう。フレッシュな肉やシーフードがあり、ワインの種類も多い。だからいつも違うカリフォルニアワインを買って、こちらで飲み、自分たちの口に合ったものを日本に持って帰る。楽しみのひとつである。


さあ今日もよく遊んだ。食事もワインもうまいっ!明日もサーフィンするぞー!!

DAY 5に続く

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