■MENPITA LA TRIP 2004:DAY6■

10月11日(月)、昨日Ryuzoくんに6:30に迎えに行くと約束したので、6:00にモテルを出発。 しかしカリフォルニアに来ると、なんで連日早起きが出来るのか? やぱり時間をムダにしたくないから だろうか?貧乏性なのか?暗闇をひたすらPCHを走る。サンタモニカへはフリーウェイに乗らずに、PCHを走ったほうが早いことを昨年憶えた。ロサンゼルス空港へも同じこと。

30分ほどでRyuzo邸に到着。Ryuzo君はアメリカ人の奥さんのマルシアさんと息子のエディ君、それに娘のエリスちゃんと4人でアメリカに住み、アメリ製品を日本へ輸出する仕事をしている。ヘッズではおもに、Dave Sweet のサーフボードを輸出してもらっている。もちろんサーファーだし、というかサンセットポイントのローカルだ。だからサーフボードに対する知識も豊富で安心して、シッピングをお願いできる。

今朝は4人でサーフィン。La Jollaに較べると、かなり朝は冷え込む。まずはおひざ元のサンセット ポイントをチェック。サンセットポイントはサンセットブルバードがPCHにぶつかる交差点の目の前の ポイントだ。やば〜、波が....ない。「波、あらへんなあ。上に上がってみよか。」トパンガに到着。 サンセットよりはうねっている。しかし膝腿というところか?「マリブやな。」というRyuzo君の言葉を信じてTHE BUへ。なんとか腿腰サイズの波がブレイクしている。よかった。サーフィンが出来る。あわててUターンして海側の車線に行き、駐車違反にならないエリアで路上に駐車する。壁にはなにやらハンティントンビーチでのサーフィンコンテストのお知らせのポスターが貼られている。カッコよかったので、拝借してきちゃいました。

僕らはすぐさまウェットスーツに着替えて海へ。すでに10人位のサーファーがいる。ピア側からエントリーし、ブレイクポイントを観察する。結構遊べそうな波だ。サーファーをチェック。上手いサーファーが3人ほどいる。高校生くらいの若者で、上手くセットを回して乗っている。これじゃ乗れないよ〜。またパドルアウトしてくるのが早いんだ。一発目のセットが僕の目の前に来た。タイミングよく一人でテイクオフ。張る張る、ショルダーが。本当によく出来た地形だこと。沖にパドルアウトしていると、Ryuzo君がいい波をゲット!これがまたいいポジョショニング。 グーフィーにも関わらず、スムースに波をメイクしていく。さすがである。Ryoちゃんはあせらず、騒がず、誰も乗らない波をすーっとゲット。Ryoちゃんのパドルは高速パドルだから、うねりが小さくてもほとんど逃さない。いいぞ。女房はうまくポジションが掴めない。いい波が来ても奥から若者3人組に 取られてしまう。でもだんだんリズムが分かってきたのか、小さいながら何本かテイクオフしている。 ビデオに出てくる胸サイズの波にはお目にかかれなかったけれど、僕らは小さいながらブレイクのいい波を堪能できた。しかも快晴。気持ち、いい。

潮が上げて波のブレイクもイマイチになり、僕らはビーチに上がった。今回のトリップでは、このマリブでサーフィンは打ち止めだ。また伝統あるポイントでサー フィンが出来てよかった。海に入れてよかった。お腹がすいたので、Ryuzo君にアメリカンスタイルの ブレックファーストを食べさせてくれるコーヒーショップをリクエストした。サンタモニカに戻り、Ryuzo君が連れていってくれたお店は、ひなびた古いが雰囲気のあるお店だった。冷えた身体を温めたくて、僕らはコーヒーを先にオーダーした。そして各自別々のメニューをオーダー。しかし基本的には卵と肉(ハムやソーセージ)のコンビネーションだ。でもこれがカリフォルニアの朝食!というイメージが、ぼくにはある。とてもカリフォルニアを感じられるひとときだ。カリッカリのベーコンとかいいなあ。お腹も落ち着き、Ryozo邸で一息つくと、Dave SweetのシェーパーであるBruce Grantとの約束の時間が近づいてきた。空港方面に車を走らせ、Bruceさんの新しいオフィス兼シェーピングルームへ向かう。 Bruceさんは、パートナーとCON SURFBOARDSも切り盛りしている。だからオフィスの看板は、CON SURFBOARDだ。この新しいオフィスにはBruceさん専用のシェーピングルームがあり、ストックルームも 広い。また以前はゴルフ関係の広告代理店が使っていたため、撮影用に人工芝のグリーンだってある。

Bruceさんは、いつものビッグスマイルで僕らを迎えてくれた。ちょうど日本からオーダーしていた 勉君とJUN君のボードが完成していた。とくにJUN君のボードを丹念にチェック。JUN君はTEAM Dave Sweetのライダーだからだ。「TSUTOMUのボードは基本的にはK-MODELだけど、ノーズ部分を僕なりに手を加えたんだ。これならパフォーマンスボードでもノーズライディングもイージーに出来るヨ。問題は JUNのボードだなあ。ボトムが納得できない。今からチューニングしてもいいかい?」Bruceさんはそう言うとシェーピングルームに入って、JUN君のボードの最終チューニングをしてくれた。このボードを帰国後JUN君、それに有本プロに試乗してもらったところ、二人揃って一言「ヤバイ」。最高の出来とのこと。その日のうちに有本プロは2005年のツアー用に同じモデルをオーダー。このボードのどこが良いかというと、ノーズパフォーマンス重視で、しかもマニューバーも描ける回転性も兼ね備えている、まさに夢のようなボードらしい。トップアマ・プロが言うのだから間違いない。

一方TSUTOMU君のボードも大当たり。TSUTOMU君のサーフィンはナチュラルにラインを描き波をメイクする。ノーズライディングやパフォーマンスを重視するわけではないが、とてもスムースで綺麗なサーフィンをする。彼はいま、 Dave Sweetのレッドウッドの3ストリンガーのシングルフィンクラシックボードを持っている。そして 彼とこのニューボードをオーダーする際、いろいろと話し合った時に、ぼくは迷わずシングル+スタビを奨めた。

確かに彼のライディングはクラシックのボードに合っているのかもしれない。 しかしシングルフィンのボードを持っているので、是非シングル+スタビのボードにトライしてもらいたいと思ったのである。Dave Sweetのシングル+スタビにはカリフォリニア・スピリットが流れている。 シングル+スタビにしたからと言って、回転性の代償として不安定感を増幅させるようなボードではない のである。ある程度の重み感を重視することによって、ロングボードの楽しさとしてのグラインド感やノーズパフォーマンスを損なわない。その特性に邪魔しない様にフィンシステムを調整して、回転性を増幅させる。いくら9フィート以上のボードを軽くして、ロッカーを調整して、フィンシステムを変更し たとしても、所詮6フィートのショートボードの回転性には勝てるはずが無いのである。ロングボードにはロングボードの楽しみ方がある。またショートボードにはショートボードの楽しみ方があるのである。そんな理由でTSUTOMU君にも、絶対にDave Sweetのシングル+スタビを楽しんでもらえると思ったので ある。事実、大当たり!TSUTOMU君はマジックボードを手にしたのである。

話しを戻そう。Bruceさんと2005年モデルやボードに関する細かい打ち合わせ(グラッシングやカラーリング等々)をして、彼のオフィスをあとにした。途中ヴェニスビーチにある「キラーシュリンプ」というユニークなお店で、4人でランチ。ここも前出のメネフネの宮嶋さんに教えていただいたレストラン?である。メニューはいたって シンプル。独特な味付けをした辛いシュリンプベースのスープのみ。それに付け合わせるもの(ライス、 パスタ、パン)をチョイス。辛さの度合いもリクエストできる。ウェイトレスのお姉さんは、タトゥだらけのpunk girl。でもテキパキ働くんです。ちなみに宮嶋さん、カリフォルニアに出張の際はLAXからこのお店に直行するそうだ。辛さで時差ボケもすっ飛ぶ?!

食事を終え、近くの通りを散策する。 古着屋さんやマンションメーカー的に、若者がプライベートレーベルを起してお店を出したり。こんな感じのハイセンスなお店がサンタモニカまで続く。10年以上前、ウエイトトレーニングに凝っていた頃に、この界隈の有名なGYMに通った。GOLD GYMとWORLD GYMである。修業がてらに両GYMでトレーニングしたが、かえって気力が萎えたのを憶えている。身体も、使っている重量もケタ違い。ダメだ、こりゃって感じ。

そろそろ太陽も傾き始めようとしている。Ryuzo君を住いまで送る。お別れである。アメリカに 来る度にお世話になるRyuzo君。またそれを愚痴一つこぼさず見守ってくれる奥さんのマルシアさん。いつもありがとう!サンタモニカにはハイセンスなセレクトショップも多い。その中でも大御所は「フレッド・シーガル」だ。僕らが訪れた時は、たまたまセールだった。なんと70%off!である。 僕は赤耳のUSED 501とサンプルとしてバッグを購入。得した気分である。PCHを南下。空港を越えてすぐのサーフポイント「エル・セグンド」をチェック。あのサーファー/シェーパーのタイラーのお膝元だ。夕日に照らされた何本ものスウェルがキラキラと光ってキレイだ。マンハッタンビーチまで海沿いの道で行く。パーキングスペースにつながる急な坂を下り、車を停める。夕日が沈むまでの短いサーフィン・タイムを惜しむかのように、多くのサーファーがサーフィンに興じている。ビーチ沿いのサイクリングロードにはジョガーや本格的な高速バイクが往来する。みんな太陽が沈む前に!みたいに慌ただしく見える。今日で海も見納め。15分ほど3人とも黙って、海を見ていた。それぞれが今回の旅のことを回想してたんだろうか?今度来る時のやりたい事なんか考えているんだろうか?「行こうか」ぼくが口火を切る。海を背にして急勾配な坂道を登る。PCHに出て、道なりに走る。

モテルに到着した頃には辺りは暗闇に包まれていた。今夜は近くのオーガニック・スーパーマーケットで食材を買い出しして、夕食を 部屋で取る事にした。各自好きなものを選んで(女房は長〜いタラバカニの足を2本。時価。)、近く の「SUSHI BOY」で寿司を買う。酔うほどに3人の話しが冗舌になる。今回の旅も本当に楽しかった。 帰り支度もあるので、Ryoちゃんが部屋へ帰る。期待に胸膨らんで降り立った一週間前。あれからあっという間に時がたってしまった....。

10/12日(火)、6:30に起床。慌ただしくモテルをチェックアウト。11:30のフライトだが、テロ対策 のチェックが厳しいため、念の為3時間前に空港到着。今回も前回同様僕以外の二人は空港で下ろし、僕 はレンタカーを返却、そしてシャトルバスでkorean airの入口まで送ってもらう。もちろん無料。手荷物 検査、チェックインも無事通過。そして僕らは機上の人となりましたとさ。めでたしめでたし....。

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後記:サーフトリップというと、もちろん波が良くて暖かくてと考えている方がほとんどだろう。やっぱりハワイでしょ。バリでしょ。フィリピンでしょ。未開の地、波がでかくて、サーファーが少なくないと意味ないでしょ!だってサーフィンしに行くのだから。よくもまあ波もあまり良くないカリフォルニアに何度も何度も行くのかねえ、ましてフルスーツさえ持参である。なんて思っている方も多いと思う。

僕は臆病で若い頃にチャレンジ精神がなかった。だから未だ40歳を過ぎてもバリに行ったこともなければ、ハワイでサーフィンしたこともない。でもぼくはアメリカが好きである。国自体は諸問題を抱えているけれど、不謹慎にもアメリカが好きなのである。特にカリフォルニアが。リタイアしたらカリフォルニアに住みたいとさえ思う。アメリカには魅力的な文化も息づいている。ホントは波も日本よりはちょっと良い。 海で出会う人達が好きだ。ビーチカルチャーが好きだ。匂いが好きだ。当然だけれど、行く度に色々な発見もある。こんなサーフトリップですが、いかがでしょうか?

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▲マリブに到着

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▲コンテストのポスターをちょっと拝借

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▲スモールコンディションでも凄く良い波

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▲サンタモニカのコーヒーショップ

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▲ひなびた雰囲気のある店内

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▲これがカリフォルニアの朝食!

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▲ブルースさんのオフィス

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▲ブルースさんとハイチーズ

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▲マジックボードを作り出すゴッドハンド

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▲ツトムクンのマジックボード

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▲ヴェニスの「キラーシュリンプ」へ

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▲マンハッタンビーチ

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▲この旅最後のサンセット

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▲モテルへ戻り帰国の準備に取り掛かる

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