■MENPITA LA TRIP 2004:DAY2_1/2■

10月7日(木)、朝8時にダンが迎えに来てくれた。モーテル前はGlassy Menpitaの腰サイズ の波がブレイクしている。全然サーフィン出来るのだが、ダンが絶対に「ウィンダンシー」が良いというので、直行。ローカル色の強いポイントなので、僕たち4人はあえて2台の車で向かう。 レンタカーには僕と女房、ダンの車にはRyoちゃんが乗り込んだ。パークする場所も別のところに してダン達が最初にチェックしに行く。サーファーが海にいない。波も...ない。近くのシークレット ポイントに向かう。そこでは膝くらいの波で一組のカップルがサーフィンを楽しんでいた。 僕らが入って邪魔をするのも悪いと思い、他のポイントへ。モーテル前の方がいいよ、ダン。 しかし強情っ張りのダンの提案で今度はサンセットクリフへ。しかしそこでもGlassyなれど、 ほとんどうねりのみで、ブレイクしても膝腿。どうした、ダン。ここで僕は3年前肉離れをした リベンジをすべく「デル・マー」を提案した。「波無いよ、きっと」ダンの声をさえぎり、 フリーウェイ5を北上。日本で1時間かかる距離でもアメリカでは30分くらいで移動できる。それだけ自動車社会が合理的にできていて車の移動がスムースなのが、うれしい。

フリーウェイを 下りて約10分でビーチが見えてきた。おおっ!波あるじゃん。そこには胸サイズの波がブレイクし ていた。もちろんglassy menpita。速攻、着替えをしてみんなでサーフィン。 波質は岩の上に砂が覆っているボトムなので、ある程度規則性のあるブレイクを見せる。ちょっと 早めかなと思うのだが、潮が多いせいかトロ早く充分パドリングしないとテイクオフが遅れる。 ダンは相変わらずショートボード上手く操る。ビーチブレイクで鍛え上げられたスピードサーフィンで、エアーまで決める。以前より波のボトムをうまく使う様になったので、技がダイナミックになっ たようだ。僕ら3人はと言えば、「動かし系」のトップターンもどき?やカットバックもどきを、プロのライディングを頭にシンクロさせながら、がんばってサーフィン。しかしいかんせん その前に最大のポイントであるスピードが上手く引き出せない。今までの、ボード任せのライディ ングが、身体にしみ込んでいる。「動かし系」はボードの特性を理解し、サーファー自身が加速 できるようにならなければ、ボードの良さがわからないと、僕は思う。僕らのライディングを見て、要所要所でダンがアドバイスをくれる。「動かし系」ロングボードとショートボードには関連している部分が多いので、とても参考になる。さすがサーフィンスクールを主催してコーチングしているだけのことはある。

ぼくはといえば、なんたってサーフィン歴25年!バリバリのショートボーダー の時もあった?わけで、その辺のことは頭ではバッチリ、身体ではチョッピリわかっているつもりだ。 早くこのskip先生の魂のこもったボードの特性を知りたいと必死にサーフィン。このボードの特徴 は、9'2"でスタイルはあのグライダーの形、すなわちダブルエンダー。レールは50/50、テールには エッジが施され、サイドフィンはグラスオン、ただ現在ポピュラーな大きさより二回り小さい。 センターフィンはボックスタイプで7.5inのフィンが装着されていた。ボトムの形状の特徴としては 強めのVee。そしてテールロッカーもきつい。しかしノーズロッカーはそれほどでもないようだ。 最初に戸惑ったのはパドリングポジション。ちょっと後ろだとテイクオフに遅れ、前過ぎるとパー リング。しかし徐々にクセもわかり、上手くテイクオフ出来ると、これがまた走る!加速されて、 向こう側からブレイクしたスープに乗り上げ、かるーくトップターン気味に体重移動すると、 レールが食われず上手く返ってくれる。他の二人の現代の「動かし系」のボードとは一線を画す このボードは「動かし系」とは言えないかもしれない。しかしskipさんがこれをシェープした80年代 にタイムスリップした気分を味わうことが出来る不思議なボード。他の二人のボードも見てみることにしよう。

女房がチョイスしたのは前出のベッカーのマイク・ギーモデルだ。今回はサイズの ある波でサーフィンしていないので何とも言えないが、日本の腰サイズ波ではかなり苦労すると思われた(事実今回のトリップでも彼女は難儀していたのだから)。が、日本に帰ってきて千葉北の腰腹サイズのビーチブレイクでの彼女のサーフィンを見た瞬間、やられた!マジックボードだった。 すこぶる調子が良いのだ。テイクオフ→すべり出し→ライディング→スピード→ターンがスムースで気持ちよさそう。とにかく彼女にとってはマジックボードになりそうだ。事実Dave Sweetのオーダーは取りやめにしたそうな。まずいでしょ、それって(笑)。

RyoちゃんのボードはMURPHY (マーフィー)。シングルスタビで軽量。ノーズは比較的ワイドでそれほどクセがなく、テイクオフも早い。ただRyoちゃんはロングボードからサーフィンを始めたニュージェネレーション。今まで Dave Sweetのクラシカルなシングルフィンのボードを乗ってきたためか、どうしてもテイクオフから のすべり出しがワンテンポ遅くなる。クラシカルなボードであれば、そのくらいの部分はボードの浮力がカバーしてくれるが、このテのパフォーマンスボードではこのワンテンポが加速できるか 否かの分岐点になる、と僕は思う。テイクオフしたときの前足加重、それがキーポイントだ。Ryoちゃんもこのことがわかってきて徐々にスムースなテイクオフを体得している。 続く......。

day2motel.jpg
▲モーテル前ポイント

windansea.jpg
▲ウィンダンシー

sunsetcliff.jpg
▲サンセットクリフ

delmar.jpg
▲デル・マー

skip2.jpg
▲スキップフライのダブルエンダー

murphy2.jpg
▲リョウちゃんのマーフィ

メンピタ・LAトリップ:DAY1DAY2_1/2DAY2_2/2DAY3DAY4_1/2DAY4_2/2DAY5DAY6